石井ゆかりの星占い

2023/8/21 - 8/27

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
23日、太陽が乙女座に入り、地の星座に6星集合、とても実質的な、リアルな雰囲気が強まります。形あるものや価値あるものへのニーズが、状況を押し流していく、といったイメージも浮かびます。論理やコミュニケーションよりも、何が行われているか、何がどこに動かされてゆくか、どんな力が行使されているか、というところに軸足が置かれます。「論より証拠」「案ずるより産むが易し」的な雰囲気です。考えているよりも、手を動かした方が早い、というシチュエーションはよくありますが、今週はそれ以上に「手が考える」ような感じもします。手を動かすことによって手が思考し、新しいアイデアが浮かび、それをすぐにまた、手が実現してくれるのです。

火星は7月10日に乙女座入りしましたが、今週末27日の終わりに、天秤座に移動していきます。つまり、7月10日頃からの「闘い・勝負」が、今週いっぱいで一段落する、ということになります。この闘いの最終局面である今週、火星は海王星のオポジションから冥王星のトラインへと進みます。冥王星は火星の「ハイアー・オクターブ」と言われ、本質的には同じ象意をスケールアップした天体と考えられています。火星が松明なら冥王星はマグマ、といったイメージです。この2星が地の星座で120度を組むのは、文字通り非常に「熱い」配置と言えます。情熱が燃え上がるような、大岩をも動かすような、巨大なパワーを感じる形なのです。
冥王星は2008年から山羊座に位置しており、このところ行きつ戻りつしながら2024年末までに水瓶座への移動を完了します。つまり、冥王星も2008年頃からの大勝負の最終段階にある、ということになります。ふたつの大勝負の最終段階が重なり合い、互いに増幅する、といった動きなので、このところ時間をかけて闘い続けてきた人にとっては、かなり熱い山場がくる可能性があるわけです。

乙女座の水星が24日から逆行を始めます。9月16日まで、停滞や混乱を感じる場面もあるかもしれません。特に今は金星も獅子座で逆行しているため、物事が遅れたり、足踏み状態になったり、やり直しや見直しが発生したりする感じが強いかもしれません。ただ、水星は乙女座で非常に心地良い状態にあります。混乱ややり直しがあっても、それほど「五里霧中」感がないかもしれません。状況がよく見えていて、足踏みもそれなりに合理的で、「わかった」状態で進める感じがあるのです。複雑なルートを進んでいるけれど、迷子になったわけではないのです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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