石井ゆかりの星占い

2023/9/11 - 9/17

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は15日に乙女座で新月が起こり、16日に水星が順行に戻ります。これまでなんとなくモタモタしていたこと、混乱していたことが、15、16日を境にきれいに仕切り直され、一気に前進に転じるでしょう。心身のコンディションがぱっと上向く人もいるはずです。

今回の新月と水星順行が起こる乙女座は、木星と天王星がある牡牛座と120度の位置関係にあり、今いちばん大きなテーマ、ここしばらく取り組んでいるメインテーマに関して、素晴らしい追い風が吹く、というイメージが浮かびます。今週起こる「進展・仕切り直し」は、枝葉の件ではなく、いちばんメインになっている件に関して起こる感じがあるのです。

また、土星と海王星に対しても乙女座は180度にあり、ここも「進展」感があります。土星と海王星が魚座で同座している今、不安や疑念、悲観などが、ひとつの大きな柱のようになっているのではないかと思うのですが、その柱に対して「それは疑心暗鬼だよ」「想像に過ぎないよ」というハッキリした合理性・現実性の光が当たって、方向転換が起こるだろうと思います。

乙女座は「現実」の星座です。みんながなんとなく想像してきたこと、モヤモヤと不安視していたこと、話はしているけれども何も進んでいない、みたいな状態だったことに、ベタベタの現実の側から「スイッチ・オン」になる、といった流れが起こるのかなと思います。
さらに、乙女座の現実感は、あくまで人為的・意図的なものなのですが、なぜか本人の自覚としては「そうならざるを得ない」といったある意味他責的な感覚にもとづくところがあります。明らかに自分でそうしているのに、「自分がそうしたくてしているわけではない」「誰がやってもこうなるしかない」といった感じがあるのは、非常におもしろいところです。たとえば、鳥が群れを作って、いろいろな形になりながら飛びますが、その動きを自覚的にデザインしている個体はいない、みたいな感じなのかもしれません。
でも、人間は意志できる存在です。自由を選ぶことができる存在とされています。皆が横並びに動いている中でひとり、反抗することもできるのが人間です。そうした「人間性」が今週、なんらかの形で試みられるのかな、という気もするのです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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