石井ゆかりの星占い

2023/10/2 - 10/8

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
満月明けて月が欠けていくフェーズに入り、長期的な視野で物事を捉えたい時間帯です。長い目で見て仕込み、先々まで考えた布石を粛々と打っていくような時間と言えます。

今週の「長期的な視野」は未来だけでなく過去にも及びます。というのも、7月末から乙女座に位置している水星が5日、天秤座に移動するからです。さらに来週9日には金星が、12日には火星がそれぞれ星座を移動するので、この2星のプロセスも今週、最終段階に入っている、ということになります。特に金星は6月から獅子座に長期滞在しており、6月頃からのお金・人間関係・モノ・自己表現等に関する活動が、最終段階に入っています。「ここまでやってきたこと」のまとめと、「来週あたりから新しく始まること」の見通しの境目で必要なタスクを今週、こなしていくことになるだろうと思います。

今は冥王星が山羊座の最終度数で頑張っているので、星がイングレス(星座移動)する直前に、何か蓄積されたもの、水面下で積み上がったものが、「どんと出てくる」というイメージがあります。つまり「最後の最後まで粘り強く取り組むと、素敵なオマケが手に入る」のかなと思うのです。すうっとフェイドアウトするのではなく、「はい、よくできました!」と意外な人から紅白饅頭(古い)をもらうような出来事が、今週から来週にかけてのどこかで、ぽんと起こるかもしれません。

水星が天秤座に入ると天秤座に3星集合、ぎゅっとアクティブな状態になります。火星と太陽は天秤座ではちょっと空回りしがちなのですが、3星はどれも「動く」星であり、ガンガン交渉したり、どんどん働きかけたりするのにふさわしいタイミングだなと思います。ちょっとくらい空振りでも、肩透かしでも、あまり洗練された感じに振る舞えなくても、「前に出ておく」「アクションしておく」ことが大事なのだと思います。自分がどう見えるかではなく、相手に何をしてあげられるか、ということを優先する時、本物の信頼関係が生まれます。カッコワルイほうが、むしろ真剣味が感じられ、信用できる、という現象が、今は起こりやすいのではないかと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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