こんにちは、石井ゆかりです。
先週、火星が蠍座入りし、一気にカッカし始めています。火星の対岸には木星、天王星が位置しており、非常に鉄火な様相です。太陽は天秤座にあり、決断、決定がどこかまだ揺れています。決まったようで実は決まっていない、約束したようで部分的な保留がある、あとで揺り戻す、といった状況にあるのかもしれません。ゆるい決定・決断の一方で、蠍座火星的な実行力はすでに動き出しており、乙女座金星の「現実感」も散発的な分、捉えどころのない「動き」に繋がってゆく気配があります。クルマは勢いよく、猛然と走り始めているけれど、肝心の乗り手の意志が固まっていない、といった不安定感があるのです。
週末に水星が蠍座入りし、すぐに土星とトラインを結びます。ここで、もしかすると「身も蓋もない現実的な本音」が飛び出してくる感じもあります。星座のアタマのところは、非常にビビッドで、プリミティブすぎるほどプリミティブな力を担っている、という見方があります。土星と水星は親和性が高く、特に蠍座は「えぐり出される本質」のようなものを指し示します。そうしたものが厳然とコミュニケーションに乗っかってくるのです。
全体に、とてもアクティブなんだけれども考え尽くされていない、動きながらゆらゆらと考えをつけたし続けていく、といった印象があります。ですが週末は、そんな揺れ動きの中から何かズバンと重みのある、「もう揺れようがない」という本質が置かれることになるのかな、と思います。
今週はそんな感じです。