石井ゆかりの星占い

2023/10/16 - 10/22

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
先週、火星が蠍座入りし、一気にカッカし始めています。火星の対岸には木星、天王星が位置しており、非常に鉄火な様相です。太陽は天秤座にあり、決断、決定がどこかまだ揺れています。決まったようで実は決まっていない、約束したようで部分的な保留がある、あとで揺り戻す、といった状況にあるのかもしれません。ゆるい決定・決断の一方で、蠍座火星的な実行力はすでに動き出しており、乙女座金星の「現実感」も散発的な分、捉えどころのない「動き」に繋がってゆく気配があります。クルマは勢いよく、猛然と走り始めているけれど、肝心の乗り手の意志が固まっていない、といった不安定感があるのです。

週末に水星が蠍座入りし、すぐに土星とトラインを結びます。ここで、もしかすると「身も蓋もない現実的な本音」が飛び出してくる感じもあります。星座のアタマのところは、非常にビビッドで、プリミティブすぎるほどプリミティブな力を担っている、という見方があります。土星と水星は親和性が高く、特に蠍座は「えぐり出される本質」のようなものを指し示します。そうしたものが厳然とコミュニケーションに乗っかってくるのです。

全体に、とてもアクティブなんだけれども考え尽くされていない、動きながらゆらゆらと考えをつけたし続けていく、といった印象があります。ですが週末は、そんな揺れ動きの中から何かズバンと重みのある、「もう揺れようがない」という本質が置かれることになるのかな、と思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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