石井ゆかりの星占い

2023/12/18 - 12/24

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は週末に、星が動きます。
まず、22日に太陽が山羊座入りします。冬至です。一年で最も昼の時間が短くなる、光の弱まるタイミングです。日本はこれ以降、さらに寒くなりますが、昼の長さは少しずつ長くなっていくという、少し感覚的にズレたタイミングです。最も太陽光の弱まる季節、人間はいちばん「知恵を絞る」ことを求められます。寒さに対抗するための知恵と努力が必要になるのです。みんなで力を出し合って、難局を乗り越える、ということがこのあたりからのテーマです。

この太陽とすれ違うように、逆行中の水星が23日、射手座に戻ります。射手座は旅の星座、宗教や哲学の星座です。国境を超えて、普遍的に守られるべき正しさとはなんなのか、そのことを「考え直す」ことができる時期、と読めるようにも思われます。射手座は「矢」を射る星座です。矢は、一度放たれたらもう、その行き先を変えることはありません。でも、そこでコミュニケーションと移動の星である水星が逆行する時、もしかすると矢の向かう方向性を変えたり、矢を止めたりすることもできるのかもしれません。知性の星座・射手座を支配する木星は今、牡牛座にあります。射手座と牡牛座の位置関係は150度、インコンジャンクトです。みんなが「こうなるしかない」と予想していたその行く先が、「予想の斜め上をゆく」ような意外な展開になってもおかしくない角度が、150度です。さらにこの牡牛座には、予想の次元を超えたような展開を司る天王星も位置しています。「大方の予想」は今週、まったく新しい方向へと、いい意味で裏切られていく可能性があるんじゃないかと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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