石井ゆかりの星占い

2023/12/25 - 12/31

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
いよいよ今年も押しつまってまいりました。この年の瀬は、星が結構動きます。まず27日に蟹座の満月、そして30日に金星が射手座入り、さらに大晦日、木星が順行に戻ります。どれも、なんとなくほっこり、ホッとするような動きだなと思います。緊張感が緩むような、戸惑いが着地するような動きです。

27日の満月は土星、木星とコンフィギュレーションを形成し、とても雄大です。土星と木星は「時代」を司る星々ですが、それが強い満月と角度を結ぶことで、かなり長期的な物事の展開、進展のマイルストーンを見いだせる感じがあります。木星と土星は2020年の終わりに山羊座と水瓶座の境目、ちょうど今冥王星が位置しているあたりでコンジャンクション(グレート・コンジャンクション)を形成しました。そこから今に至るストーリーを俯瞰させられるような出来事が、今週起こるのかもしれません。水星は年明け2日まで逆行中で、「振り返り」のような動きが起こりやすいタイミングでもあります。多くの人が「自分は今、どこまで来ているのか」「今何合目まで上ってきたのか」ということを確かめ合うことになるのかもしれません。

金星は30日に射手座入りします。蠍座では金星はちょっと脱線気味というか、逸脱感があります。これが射手座というベネフィックの管轄下に入ることで、ふわりと解放感に包まれます。反語的な反応、逆張りや反作用、反動のようなことが、この年末にぽんと修正されるかもしれません。ちょっと拗ねたような状態だった人は、不思議と素直になれるかもしれません。

木星は9月4日から逆行を続けていました。そのころから一時停止していたことがあれば、ここで前進に転じそうです。特に、経済活動に関すること、物質的なこと、愛や平和に関することなどについて、「動き始める」「流れが変わる」節目となるかもしれません。

年内、週報更新はあと1回となりました。年報も例年通り、年内に無料公開する予定です。どうぞお楽しみに!!

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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