こんにちは、石井ゆかりです。
6日に更新した週報は、昨年末に入稿していたものだったので、この週報が今年最初に執筆する原稿になります。大地震に次ぐ大事故と、大変な年明けになりました。被災地の様子がなかなかよくわからないなか、ただニュースを見続けるようなお正月で、東日本大震災の時のことを思い出しながら、寄付や支援の方法を探る日々でした。「復興」までにはまだまだ、長い時間がかかるはずですが、できるだけのことをしていこうと思います。
こうした時はいつも、星占いをすることに罪悪感があるのですが、これはあくまで「フィクション」です。ファンタジー的なものです。少なくともリアルタイムでは、星占いと災害を結びつけて不安を煽るようなことは、あってはならないと思います。
もっとも、後付け的に「この震災の時はこの星が動いていた」などと語ることは、正直あるんですけれども、それは「因果関係」ではなく、不思議な「符合」「照応」というふうに捉えるのが、今は一般的です。星の影響でそうなっている、といったことではなく、たとえば日常的に「私は雨女なの」という程度の、罪の無いジンクスのように扱うのが穏当ではないかと思っています。
前置きが長くなりましたが、今週の星の動きです。
今週はなんと言っても、太陽と冥王星です。太陽が20日、冥王星が21日に、それぞれ水瓶座に移動します。この水瓶座カスプは2020年のおわり、木星と土星が並んだ(グレート・コンジャンクション)場所でもあり、非常に印象的です。時代の節目を感じさせるタイミングと言えます。冥王星は今年11月に水瓶座入りを「完了」するわけですが、すでにその移動期間のまっただ中にあって、太陽と重なっているのが非常に印象的です。月も双子座からトラインを組み、熱いムーヴメント、大きなオピニオンが起ち上がる、といった雰囲気のタイミングです。大きな声が聞こえてきそうな時間です。
12星座別の記事も、冥王星と太陽が重なるようにしてイングレス、ということで、かなり大袈裟というか、ドラマティックな感じになっています。ここで始まることは長期に及び、根を深く下ろし、物事の「根本」の変容を促す、という感じがあるのです。最初は小さな光でも、後にギラギラと大きく輝き出すような、そんなイメージです。
冥王星は「欲望」と関係が深いとされています。人間の欲望は、本当にさまざまです。第三者からすれば「なぜそんなものに、そんなにこだわるの?」と不思議になるようなことがよくあります。ですがその「第三者」も、びっくりするような不思議な欲望に命を賭けていたりするのです。
人間は生きている限り、欲と無縁にはなれないものだろうと思います。食欲があり、睡眠欲があり、そうやって生きています。「欲」は支配欲や権力欲、愛欲、その他諸々の欲に派生します。「欲」は、人間理性で完全にコントロールしきれるものではありません。どうして求められない欲を苦しみながら生きている人が、たくさんいます。また、他者の欲に傷つけられて立ち直れない人もいます。欲は自分にとっても、他人にとっても、危険なものです。ですが同時に、それがなければ、人間は生きてはいないのです。こうした厄介なものをどのように扱えばいいのか。それが、今週の非常に大きなテーマとなるのかもしれません。
今週はそんな感じです。