石井ゆかりの星占い

2024/1/29 - 2/4

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。

今週は山羊座に水星、金星、火星が集まり、さらに牡牛座の2星もあって、地の星座に力が集中しています。地の星座は物理的な力、価値や財、現実的な権力、権威、支配や統治といったテーマを扱います。実質的な力、現実的な力、暴力や軍事力なども地の星座の管轄です。「誰が支配力を持っているか」「誰の手に権力があるのか」ということが、今いろいろな方面で、じわじわと動き出しているように見えます。もっとも、地の星座に起こることは、なかなか「耳目に乗らない」傾向もあります。コミュニケーションに乗っかったり、スポットライトに照らされたりするのは、たいてい「力」や「モノ」が動いた後のことなのです。ゆえに、今いろいろな現場にいる人は「すごいことが起こっているな、しばらくしてこれがオープンになったら、大変なことになるぞ」的な興奮を感じていたりするのかもしれません。

とはいえ、太陽と冥王星は水瓶座に位置しています。水瓶座はメディアやコミュニケーションに関係の深い、風の星座です。すでに起こっている地の星座的変動の一端は、コミュニケーションの光に照らされ、皆の目に映るようになっている状況でもあります。特に今週は、1月26日前後に社会的な注目が集まった出来事について、その「影響」が四方に行き渡ってゆく段階とも言えます。多くの場所に波が届き、四方八方で予測されなかった変化が起こってくる、という状況なのかもしれません。

少々フライングですが、コミュニケーションの星・水星は来週、水瓶座に移動します。これ以降さらなる「続報」が出てくる流れも考えられます。地上にあったものが本格的な風にとって飛散する、その少し手前が今週という時間なのかもしれません。

今は水瓶座の入り口に、冥王星が門番のように立っています。来週以降、水星、火星、金星が次々に、この門番の前を通って行くことになります。そこでどんな「風」が吹くのか、非常に興味深いところです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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