石井ゆかりの星占い

2024/4/1 - 4/7

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週はまず、2日に水星が逆行を開始します。水星逆行時は物事のスピードが落ちたり、コミュニケーションや移動、取引にまつわる混乱が生じたりと、何かと波乱含みとされます。一方、懐かしい人と再会できるとか、失ったと思ったものを取り戻せる、などの時間とも言われます。私個人としては「予定がどんどん変更になったり、待たされたりするけれど、そうした迂回が結果的に意味のある景色を見せてくれる時間」というイメージを持っています。「予定通り!」にこだわる人には辛い時間だと思うのですが、柔軟に予定を変更し、時間もゆるやかに使うことのできる人にとっては、「ちょっとおもしろい時間」という感触なのではないかと思うのです。

今回は特に、逆行する牡羊座にドラゴンヘッドとカイロンが同座しており、何か不思議な新旧の邂逅が起こりそうな感じがあります。古い縁がもう一度結ばれ直すとか、「伏線の回収」のようなことが起こるのでは、という気がするのです。
5日にはこの牡羊座に、金星も入宮します。金星は牡羊座ではちょっと持ち味が出ない、とされているのですが、今は魚座の火星と強い位置関係にあり、木星が位置している牡牛座の支配星でもあります。言わば、今の配置では主役っぽい感じのポジションに見えます。この金星が、水星逆行中・ドラゴンヘッド滞在中の牡羊座に入ると、過去と未来に跨がる「縁」が、愛のなかでおもしろい形に再編されていく、というような読み方ができそうな気がします。

牡羊座は「闘いの星座」ですが、そこに金星という平和の星が入ることに、まずは期待したい気がします。水星逆行は「停滞・一時停止」を意味するわけですから、争いや諍いがトーンダウンしていくなら、これ以上のことはありません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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