石井ゆかりの星占い

2024/5/20 - 5/26

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週末26日、木星が牡牛座から双子座へと移動します。
20日には太陽が、24日には金星がそれぞれ、同じく双子座に移動しており、今週という週は「牡牛座から双子座に星が移動する週」と言っていいと思います。
牡牛座に木星が入ったのは、2023年5月17日でした。そこから今にいたるまで、牡牛座木星時間が続いていました。この一連の時間が今週を境に、鮮やかに切り替わります。ほかの星々と間近く連動しているので、その「切り替わり」がとてもビビッドに体感できるのではないかと思います。過去1年を包んでいたムードが、今週を境にぱっと変わるのです。

ここまでは物質的、感覚的、経済的、現実的なことが頭の大部分を占めていたかもしれません。それがここからは、観念や関係性、交流、移動、言葉、相対性、理想、理念など、「形のないもの」が気になってくるかもしれません。自分の手の中にあるものを見つめていた目が、周囲の景色や他者のほうに向かいます。「確保しよう」という考えから、「新しい交換の形を作ろう」という考えに軸足を移せます。
「維持すべきだ」という考えが、「変えよう」という考えに変わる人もいるだろうと思います。ボールをぎゅっと掴んでいた手をパッと離して、キャッチボールを始めるような変化が起こります。

23日には、射手座で満月が起こります。この満月も、そうしたシフトを強く照らし出します。凝り固まったものを勢い良く「解き放つ」ようなイメージの満月です。満月は「満ちる」時間で、ある種のゴールを象徴するのですが、今回は到着したところが「入り口」となっています。双子座木星時間のゲートに到着する、そんな雰囲気の満月です。双子座-射手座ラインのメインテーマは「旅・移動」です。今週から来週にかけて、新しい場所へと出発する人も多そうです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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