シンプルなのに難しいオムレツの、上手な作り方。

Gourmet 2018.11.05

材料の選び方、必要な道具、手順、焼き方……絶対に失敗しないオムレツの作り方とは?

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完璧なオムレツ作りのコツとは。photo:iStock

フランスで最もよく検索されている料理関連のフレーズが、「オムレツはどうやって作ったらいい?」。最も簡単な料理と思われていたオムレツが、実は多くの料理好きを苦しめているらしい。フランス西部の街、ラ・ロシェルのレストラン「Omlette Delice(オムレット・デリス)」の創業者兼料理長のマリオン・ブランダンに、オムレツの作り方を教えてもらおう。

材料

諺にもなっている通り、「卵を割らないとオムレツは作れない」。了解。では卵をいくつ割ればいい? 「プレーンオムレツやハーブ入りオムレツの場合、卵は一人分で3つは必要です」と料理長は説明する。「具入りのオムレツの場合も同様です。ただ、栄養のバランスを考えると、具を多く入れたら、その分卵の量を減らした方がいいでしょう」。忘れてはいけない材料はヒマワリ油(あるいはピーナッツ油か大豆油)、塩とコショウをひとつまみ、バター(お好みで)……それだけだ。「本来のオムレツのレシピでは、水もクリームも、牛乳も使いません。卵があれば十分なのです」

道具

用意する調理器具はボウル、ヘラ、フォーク、フライパン。ブランダンによると、「フライパンはできれば石かセラミック、あるいはスティール製のものがいいでしょう。現在流通しているテフロン加工のフライパンには、卵にすぐに火が通ってしまうという問題があります」。解決策は?「オムレツを焼き始める前に、フライパンをよく温めることです」

手順

大方の料理見習いにとって、難しいのはここからだ。焼いている間にオムレツがスクランブルエッグになった、なんて人もきっといるはずだ。

1.まずフライパンを弱火で温め、次にフライパンに油を引く。
2.その間にボウルに卵を割り入れ、塩・コショウをし、フォークでかき混ぜる。
3.次に火を強め、油から煙が出始めたら、フライパンに材料を流し入れる。スクランブルエッグを作る時のように、卵をヘラでかき混ぜながら、同時にフライパンも揺する。時間にして約1分。
4.卵が半熟の状態になったら、フライパンを火から下ろす。ヘラでならして、1分置いてから具を乗せる。
5.オムレツをはがして、二つに折り畳む。あるいは巻いてもいい。これで出来上がり!

texte : Anne-Laure Mignon (madame.lefigaro.fr)

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