平野由希子と4つのスパイス鍋レシピ 主役は花椒、彼と楽しむエキゾティック豚しゃぶ。
Gourmet 2018.12.11
たとえば、2018年を代表するスパイスといってもいいのでは?というくらい人気の花椒(ホワジャオ)を、いつもの豚しゃぶにプラスする。そんな風に簡単にできる、今年らしいスパイスを主役にした鍋レシピを、人気料理研究家の平野由希子さんに4つ紹介いただく4回連載。初回は、パートナーと週末にじっくり味わいたい、エキゾティックな魅力があふれる花椒×豚しゃぶ鍋。
いつもの鍋にひと手間だけ、スパイシー豚しゃぶ。
スパイスの主役は花椒。いつもの豚しゃぶレシピとそう変わりはないのですが、鍋に加えてみると、爽やかな香りとエキゾティックさが加わり新鮮な印象の鍋に。
一緒に加えた香菜の根っこもいい仕事をしてくれます。香菜好きにとって、どうしても根っこは余りがち。冷凍しておくこともできるので、こういう機会にぜひ使ってみてください。
たれはごまだれに腐乳やパクチーのみじん切り、薬味を気ままに加えて作る腐乳だれ。スパイシー鍋×腐乳だれはハマります。
<材料 2~3人分>
・豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用) 300g
・レタス 1/2個(食べやすくちぎる)
・セロリ 1本(斜め1㎝幅に切る)
・昆布 10㎝
・酒 1/2カップ
・塩 小さじ1
*花椒 小さじ1、黒こしょう 小さじ1/2、 八角 1個、 にんにく(つぶす) 1かけ、 香菜の根 2茎分
・たれ
練りごま 大さじ3、黒酢 大さじ2、醤油 大さじ1、腐乳・ごま油・ラー油・香菜のみじん切り・おろし生姜 各適量
<作り方>
1.鍋に水1ℓ、昆布、酒、塩、*を入れて火にかける。練りごま、黒酢、醤油は混ぜ合わせておく。
2.煮立ったら、昆布を取り出し、火を弱めて、豚肉、レタス、セロリを入れて、さっと火を通し、煮汁を加えたたれでいただく。
フランス料理とワインを愛する料理研究家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。ル・クルーゼを使ったレシピが人気で、著書も多数。近著に『和つまみ 呑ませる料理×合わせたいお酒』(ナツメ社刊)など。ブログ「平野由希子のおつまみレシピ」が人気。
料理教室cuisine et vinを主宰。インスタグラムは@8yukiko76hirano
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photo et texte : YUKIKO HIRANO