京グルメの注目株は、洋食の新名所にあり。 京都の気鋭シェフのフレンチは、"香り"がカギ。

Gourmet 2019.01.19

食材・技法は一流ながらカジュアルさもうれしいここは、熱気や香りを直に感じられるカウンター席がおすすめ。

新進気鋭のシェフが待つ、カジュアルフレンチ。

ナカツカ

メニューはアラカルト中心、おひとりさまもOK、料理は一流。地元っ子はもちろん、旅行者にとってもうれしい新たな美食スポット。キッチンに立つのは中塚貴之シェフ。日本を代表するトップシェフ、成澤由浩のもとで料理人生をスタートし、フランスやスペイン・バスクで研鑽を積んだ。そんな彼が紡ぎ出す料理は、香りが鍵。「カルボナーラサラダ」は燻製香のするスペインのピメントン(赤ピーマン粉)の香りが、また、生臭さが一切ない人気のブイヤベースは甲殻類のくっきりとした香りが食べ手の心をくすぐる。

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「岡山 美作 日本鹿」¥2,592。赤ワインソース、栗の甘露煮、香ばしい玉ネギのパウダーを添えて。

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「カルボナーラサラダ」¥1,296。ピメントンに加え、チョリソーとパプリカのピューレが味のアクセント。

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店にはテーブル席もあるが、オープンキッチンゆえ、熱気や香りがストレートに伝わるカウンター席がいちばん人気。食材も技法も一流でありながら、カジュアルに利用できる店になればと、ビストロとレストランの中間を目指した。常連客の中には、女性のおひとりさまも多いとか。

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アルサックなど星付き店を経て独立した中塚シェフ。

ナカツカ
なかつか

京都市中京区姉小路通堺町東入木之下町299
tel:075-223-0015
営)17時~22時L.O. 
休)火
予約したほうがいい
www.nakatsuka-kyoto.com

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※『フィガロジャポン』12月号より抜粋

photos : SADAHO NAITO (BON PHOTO SERVICE), coordination : NATSUKO KONAGAYA

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