ベトナムの米麺スープ、フォーで冬を元気に乗り切ろう。

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身体を温め、腸内フローラを整え、ミネラルやビタミンが摂取できるスープがある。この冬の私たちの味方、フォーだ。

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米麺スープ、フォーは冬の強い味方だ。 photo : Getty Images

栗カボチャスープやポトフのように身体を芯から温めてくれるフォーはベトナム料理を代表する料理である。牛肉、モヤシ、香味野菜、スパイス、野菜と米麺が入っている。栄養価に優れ、香り豊かなスープは、健康効果がたっぷり凝縮されている。祖国の秋の定番料理よりも思わず気に入ってしまうかもしれない。

ベトナム料理の魅力のひとつは、温かい温度で提供されること。気温が低い時に冷めにくいというだけではなく、消化しやすいという利点もある。オーガニックに詳しい栄養士で著書『パレオビオティック(Paléobiotique)』(Thierry Souccar刊)で知られるマリオン・キャプラン氏はこう述べる。「温かい温度のものを摂ると、身体の冷えは抑えられ、胃の中の発酵と消化が促されます」。しかし、過剰に摂取する必要はない。「一度に大量の液体を摂取すると、身体はいらない液体を排出しようとするため、消化不良による不快感が生じます」と同氏は警告する。

ブイヨン(出汁)は素晴らしい

海老のフォーでも鶏のフォーでも一般的には牛肉のブイヨンを含むことが一般的であり、あばら肉や牛の骨髄を数時間煮込んで作られる。そのブイヨンは、まるでおばあちゃん直伝の料理のように、腸内フローラを整え、ウイルスなどの外敵から身体を守ってくれる。「ブイヨンに含まれる肉のミネラルとコラーゲン(身体の組織すべてのハリや潤い、再生を促すタンパク質)がたっぷりスープに溶け出すのです」とキャプラン氏は説明する。

肉に加え、そのブイヨンには野菜、香味野菜そしてスパイスが含まれている。大根や玉ねぎや黄玉ねぎを含んでいるため、ミネラル、微量元素(ミネラルの中でも極めて少量しか存在しないもの)とビタミンもたっぷり摂取することができる。「もし赤玉ねぎも入れたい場合は、抗酸化作用を豊富に含む皮も一緒に調理しましょう。抽出すれば、一層腸内フローラが整うでしょう」

香菜はビタミンCを豊富に含んでおり、冬場の風邪など体調不良から身体を守ってくれる。スパイスに関しては、生姜は免疫細胞を活性化し、シナモンスティックは消化を助け、毒素を排出する働きがある。カルダモンは消化を促進し、疲労回復効果がある。米麺、薄切りの牛肉、牛バラスライス、パクチーの上にたっぷりとスープが注がれる。米麺のカロリーが気になる場合、炭水化物を含まないコンニャク麺を使うとよいだろう。鍋でコトコト煮るだけなのでとても簡単だ。

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texte : Ophélie Ostermann (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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