いま京都でしたい、11のこと。其の7 料亭の味を、京都からお持ち帰り。
Gourmet 2019.01.29
高級料亭の味を気軽に持ち帰って自宅で食せると、いま、京女の間で話題になっている店がある。包装まで美しい特別な一品は、旅人にとっては京土産の新定番。
名料亭の技が生きた、洗練のおもたせ。
白
明治時代に丹後で創業して以降、四季折々の素材を生かした料理で食通の舌を唸らせてきた京都屈指の名料亭から、おもたせの専門店が登場した。土壁や和紙でしつらえたギャラリーのような店内に並ぶのは、その料亭の厨房で作られた10種類ほどの惣菜や和菓子。クミンを利かせた大徳寺麩の「麩すし」や、揚げ昆布に砂糖がけした「霜かわら」など、ひとひねり加えられた一品はどれもこれも新感覚で繊細な味わい。季節に応じて、旬の食材を使用した限定商品も並ぶ。竹籠や朴葉 の風情ある包装で包んでくれるので、大切な人への贈り物にもぴったりだ。
たっぷりの和三盆糖で小豆をゆっくり炊いた、やさしい味わいが人気の「おはぎ」(6個入り)¥1,620
丹後産の鯖のぬか漬けを刻んだレモンの皮と果汁で爽やかに仕上げた「へしこ寿司」(7個入り)¥2,484
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※『フィガロジャポン』12月号より抜粋
photos : SHIN EBISU
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