大空の下で、北海道に恋をする。 北海道のヒュッゲな町、東川を満喫!
Gourmet 2019.07.01
旭川空港から車で約15分の東川。豊かな自然と美しい水がもたらす天然水が、農作物や料理に魔法をかける。まずは、そんな“おいしい”を探して。
北海道の豊かさを知る、絶品フレンチ。
ヴレ
北海道のほか、村上さんの出身地である瀬戸内の食材も多く仕入れている。自然派ワインにも定評がある。
札幌で人気店モントルグイユを営んでいたオーナーシェフ村上智章さんが一昨年、東川町に移住。新たにヴレをオープンした。北海道の食材を中心に、季節感あふれるフレンチを提供。東川の天然水で作った季節野菜のスープに、牧場から直接仕入れた肉のロースト。どの料理も驚くほど滋味深く、ひと口噛みしめるごとに素材の魅力を再発見できる。
なかなか市場に出回ることがない「足寄町石田めん羊牧場 純血のサウスダウン」(¥4,644)。その風味と軟らかさは感動的ですらある。季節のお野菜と。
道産豚肉の「田舎風パテ」¥1,296。
札幌や道外からもファンが訪れる。
北海道上川郡東川町南町1-4-11
tel:0166-85-7530
営)11時30分〜13時30分L.O.、17時30分〜20時L.O.(火〜土) 11時30分〜15時L.O.(日)
休)月 ※ほか不定休あり カード不可
予約したほうがいい
インスタグラム @vraielife
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東川のおいしいお米を味わうなら。
ちば食堂
ほとんどのお客さんが注文するというのが土鍋ご飯。なかでも人気の「ウニの土鍋ご飯」¥1,900。ツヤツヤの東川米とウニの甘味が相性抜群。
地元農家と契約している減農薬のお米を使ったご飯がおいしい食堂がこちら。旬の野菜たっぷりのメニューは、「特別なことをしなくても本当においしい」とオーナーの千葉克俊さんが謙遜するほど。おすすめは夜に提供している土鍋ご飯。昨年オープンしたばかりだが、20食限定のランチも予約分で終了してしまう日が多いとか。
北の住まい設計社が設計した、温かみのある食堂。ランチは20食限定のため必ず予約を。
北海道上川郡東川町南町1-6-2
tel:0166-56-7713
営)17時30分〜22時L.O.(火) 11時30分〜14時L.O.、17時30分〜22時L.O.(水〜日)
休)月 予約したほうがいい
インスタグラム @chiba_syokudou
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地元の人たちに愛されてきた名店。
居酒屋りしり
創業以来、地元の人たちの憩いの場になっている。
東川滞在中によく聞かれるのが「“りしり”にはもう行った?」というフレーズ。それほどまでに地元の人たちに愛されている1997年創業の名店。もとは魚屋だったというだけに、市場で毎日仕入れる新鮮な魚介類のおいしさはお墨付き。北海道産ジャガイモたっぷりの「かあさんのポテトサラダ」や東川米の「塩むすび」など。北海道をまるごと味わうことができる。
新鮮さが売りの「御造り盛り合わせ」は1人前¥1,400~(写真は2人前)。中トロ、ヒラメ、活タコから、北海道ならではの生クジラ、生サバなど、その日の仕入れによって内容が異なる。
●東京・羽田空港から北海道・旭川空港まで約1時間40分、旭川空港から車で約15分。または、JR札幌駅から特急ライラック・カムイ・旭川駅まで約1時間25分、旭川駅から旭川電気軌道・ひがしかわ道草館バス停まで約40分。または、旭川駅から車で約20分。
※『フィガロジャポン』2019年7月号より抜粋
photos : HIDEAKI HAMADA