ホテルのアフタヌーンティーで、東京にいながら旅気分。
Gourmet 2020.07.24
夏のヴァカンスシーズンが到来。でも東京から行き来する旅に出られるのはもう少し先になりそう……。そんな時、旅の高揚感を思い出させてくれるもののひとつが、ホテルでのアフタヌーンティー。
衛生対策を万全にした、新しいスタイルのサービスを提供するホテルが続々。日常から解き放たれるホテルの特別な空間で、家族やパートナーと一緒にうっとりするほど美しくおいしいスイーツやドリンクを楽しんだら、心も身体もパワーチャージできるはず。
ピンクに染まる、王妃のようなティータイム。
ヒルトン東京
「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」
1963年、東京オリンピックの前年に、日本初の外資系ホテルとして誕生したヒルトン東京。上質なサービスを提供し続けてきたホテルが、コロナ禍にあって新たに提案したのが「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」。
初夏のヴェルサイユ宮殿の庭園を思わせるエントランスを抜けると、ターコイズブルーを基調にゴールドとパステルカラーで彩られた、ロマンティックなムードに満ちた空間が広がる。2階まで吹き抜けの「マーブルラウンジ」は、通常の208席から160席に再編成。社会的距離への配慮を実感するとともに、ゆったりと贅沢な気分を味わえる。そしてテーブルの上には、美しい鳥籠型のアフタヌーンティースタンドがセットされている。
バラとラズベリーのルリジューズ「ラ・レーヌMA」。クロッカン生地にアーモンドを合わせたシューの中には、バラが香るラズベリーソースとバニラカスタードクリームが溶け合う。スイーツワゴンでテーブルに運ばれ、その場で切り分けてもらえる。
フランス王妃マリー・アントワネットをテーマにした新作スイーツは、まるでソフィア・コッポラの映画から抜け出たような愛らしさ! ヒルトン東京のエグゼクティブ・ペストリーシェフの播田修氏が手がけたのは、ピンクやパステルカラーを中心にしたキュートなルックスと、フルーツをふんだんに用いた爽やかさを併せ持つスイーツたち。セルフサービスのビュッフェではなく、美しくデコレーションされたスイーツワゴンがテーブルを回り、スタッフがデザートサービスを行うという新しいスタイルだ。
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思わず目が釘付けになるバッグ型のケーキ「ル・プティ・サーク」。野イチゴやブラックベリー、赤スグリに、シナモンや胡椒をアクセントにしたコンポートを、ラベンダーが香る紅茶ミルクチョコレートのムースで包んで。
帽子をかたどった、その名も「シャポー・ローズ」。ブラッドオレンジの果肉とラズベリーをザクロスープで煮詰めて作るジュレをビターオレンジのムースで覆い、サクサク食感のメレンゲでおめかし。
さらに、シェフが目の前でデザートを仕上げ、出来立てをいただける「ライブステーション」には7種類のデザートが。パイ生地にチョコレートクリームやキャラメリゼしたクルミ、ピスタチオなどをお好みで組み合わせられる「ミルフィーユ・ア・ラ・ヴェルサイユ」をはじめ、シェフの技を間近で見られるのがうれしい。
また、夜にはこのマリー・アントワネットの世界観にインスパイアされた特製料理とチーズ、デザートのワゴンサービスを提供する「マリー・アントワネットの晩餐会」も実施中。スイーツはもちろん、料理やお酒も楽しみたいという方にもおすすめ。
おとぎ話の主人公になったような気分で、非日常のひとときを存分に楽しみたい。
「マリー・アントワネットの晩餐会」にも鳥籠型スタンドが登場。ビーフサーロインをキノコのデュクセルとブリオッシュで包み焼き上げた「ビーフ・ウェリントン」(写真中央)をはじめとするメインディッシュは、すべてシェフがお皿に取り分けてくれる。
期間:開催中〜9月30日(水)
会場:ヒルトン東京1F「マーブルラウンジ」
東京都新宿区西新宿6-6-2
tel:03-3344-5111(代表)
営)14時30分~17時/15時~17時30分 ※席は2時間半制です。
料金:¥3,980(月〜金)/¥4,300(土、日、祝) ※税サ別
予約:下記ウェブサイトより要予約。
www.hiltontokyo.jp/plans/restaurants/sweets/marble_lounge_2007
*「マリー・アントワネットの晩餐会」も同期間・会場にて実施中。
営)18時30分~21時L.O.
料金:¥5,500(日〜木)/¥6,500(金、土、祝) ※税サ別
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深呼吸したくなる、新緑の空間で抹茶スイーツを。
ANAインターコンチネンタルホテル東京
「抹茶プライベートブッフェ」
海外でも注目を集める“抹茶”をフィーチャーした、ANAインターコンチネンタルホテル東京の人気企画「抹茶コレクション」。今年、3階「シャンパン・バー」では「抹茶プライベートブッフェ」と冠して、席数を約半数に減らしたゆったりとしたテーブル配置のもと、新しいサービススタイルで開催されている。
全24種類のスイーツは、12種類ずつティースタンドに盛り付けられ、テーブルにサーブされる。さらに6種類のセイボリー(塩味のメニュー)と追加オーダーは、シェフが各テーブルを回ってサービスしてくれるので、席を立たずに安心してティータイムを楽しめる。ひとつひとつのポーションが小ぶりなので、たくさんの種類を味わえるのもうれしいポイントだ。
抹茶風味のブラウニー生地にペカンナッツを入れて焼き上げた「抹茶チョコレートブラウニー」。
「抹茶フォンダンショコラ」は、半球状の抹茶風味のフォンダンショコラにホイップクリームとココナッツをあしらって。
「抹茶とラズベリーのレアチーズケーキ」は、抹茶の風味とラズベリーの爽やかな甘味・酸味のハーモニーを楽しんで。
こちらはセイボリーの一品「帆立と海老のサラダ 白味噌のソース」。抹茶と白味噌がベースのソースには、ワサビの風味も。
「抹茶プライベートブッフェ」は当初、週末と祝日のみ実施の予定だったが、大好評につき金曜も開催されることに! スイーツ、セイボリーとも、すべてに抹茶が使用されており、その味わいと食感のバリエーションの豊富さには驚くばかり。ほろ苦い風味と優しい甘味のハーモニーが、ひと口ごとに幸せを運んでくれるはず。
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なお、期間中は「抹茶コレクション2020」の一環として、2階「アトリウムラウンジ」では「抹茶アフタヌーンティーセット」を提供。同じく2階「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」では、抹茶を使用したパンやケーキ計6種類を販売している。テイクアウトして、家でも抹茶の香りに包まれながら、楽しいひとときの余韻に浸ってみては?
「アトリウムラウンジ」でいただける「抹茶アフタヌーンティーセット」¥4,200(※税サ別)。「辻利」の抹茶を全品に使用している。
「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」では「抹茶とマスカルポーネクリームのケーキ」や「抹茶のタルト」などのほか、抹茶コロネや抹茶クロワッサンなども用意。
期間:開催中〜10月31日(土)
会場:ANAインターコンチネンタルホテル東京「シャンパン・バー」
東京都港区赤坂1-12-33
tel:03-3505-1111(代表)
営)11時30分~13時/13時30分~15時/15時30分~17時(金)
11時30分~13時/13時30分~15時/15時30分~17時/17時30分~19時(土、日、祝)
料金:¥3,800 ※税サ別
※オプションでグラスシャンパン¥1,500〜、シャンパン・ワイン・ビールのフリーフロープラン¥3,000もあり。
予約・問い合わせ:上記電話番号より要予約。
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