野菜のうまみが凝縮! 見た目もかわいい!
「チーズと夏野菜たっぷり 本場仕込みのラタトゥイユ」

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かれこれ10年以上前のこと。ニースに住んでいた時、レストランのテラスで辺りを見渡すと、地元の人のほとんどがロゼワインを飲んでいました。つられて私もロゼを飲むのが習慣に。パリに行った際、レストランのワインリストにロゼの種類が少なかったことが印象に残っています。なにより、ロゼを頼もうとした私に「ロゼを頼むの? 田舎っぽいから他のものをオーダーして」と、友人にいわれたこともカルチャーショックでした。現在はロゼの認知度も高く、食事にも合わせやすいワインといわれるほど人気ですが、いまとなっては懐かしい思い出です。
  
濃い色から淡い色まで様々なロゼがありますが、個人的には淡いサーモンピンク色のロゼが好き。南仏っぽい野バラやタイムの香りが広がるロゼをキリッと冷やし、ガブガブ飲むのが大好きです。

今回は、ロゼに合いそうなラタトゥイユの紹介です。南フランス、エクス=アン=プロバンスに住む友人宅で教えてもらった地元レシピです。中火で水分を飛ばしながらじっくり火入れすることで甘みと旨みを引き出すのがポイントです。レッスンでも大人気のレシピ。私もお気に入りで、毎年この時期になるとリピートするレシピです。夏に向けておすすめですよ!

★チーズと夏野菜たっぷり 本場仕込みのラタトゥイユ★

【材料】4〜6人分
オリーブオイル 大さじ3
にんにく    1片(スライスしておく)
茄子      4ヶ(300g)(小さめの一口大にカットし、塩小さじ1をふりかけ、全体を和え10分ほど置いておく)
ピーマン    4ヶ(180g)(種を捨て、一口大にカットしておく)
トマト缶    1缶
水       100cc
塩       小さじ1
砂糖      大さじ1
パプリカ(赤) 4ヶ
とろけるチーズ 150g

【手順】
1.鍋にオリーブオイルをひき、にんにくを入れ弱火にかける。
2.にんにくの香りがしてきたら中火にし、キッチンペーパーで水気をとった茄子を入れる。茄子が少し崩れるまでよく炒める(10分ほど)。オリーブオイル大さじ1(分量外)を足し、ピーマンを加え5分ほど炒める。トマト缶と水を加え蓋をし20分ほどコトコトと優しい火加減で煮る。途中、底が焦げないように時々かき混ぜる。
3.塩と砂糖を加え、味を整える。
4.パプリカの上1/4(蓋となる部分)をカットして、種を取り出す。安定させるために、底を薄くカットする。内側にオリーブオイルを塗り軽く塩を振りかける。3とチーズを交互に重ねていく。
5.200℃のオーブンでパプリカの火が通り奇麗な焼き色が付くまで焼いて(約25分)完成。

【ポイント】
茄子をよく炒めること。
パスタソースとしても、パンにのせてもおいしいです。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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