夏に食べたい、ひんやり甘いマシュマロタルト。

先日、鎌倉トレイルランニング練習会の後、パタゴニアに立ち寄りました。健康に気を配る友人たちは有機栽培のドライフルーツを使った栄養バーを購入していました。砂糖を使わず、ドライフルーツ、シリアル、ナッツなどを、素材の粘性で固めるバー。ふむふむ……なるほど。栄養バーからヒントをいただき、タルトを作ってみました。

チーズケーキのタルト生地を作る際、撹拌したクッキーに溶かしバターを加え、冷やし固める方法があります。今回のタルト生地は、グラノーラとバナナチップスを撹拌し、ココナッツオイルで和え、冷やし固めてみました。バナナチップスとココナッツオイルが合わさると南国感が倍増して、かなりおいしい組み合わせです。

フィリングには、ヨーグルトとマシュマロを使いました。ふたつを合わせ、ひと晩寝かせると、マシュマロがヨーグルトの水分を吸収して溶けていきます。これを、タルトの上にスプーン1杯のせてから、マシュマロをたっぷり飾ります。100円ショップで見つけたチャッカマンでマシュマロを炙り、仕上げに粉砂糖をかけ、ライムの皮をすりおろしてみました。食べる際にライムの絞り汁をかけると、ヨーグルトを含んだシュワシュワとしたマシュマロにライムの爽やかな酸味と香りが加わり、魅惑のデザートが完成しました。

フライパンいらずな上に、前日から作っておける優れもの。レッスンでも「おいしい!」の声をたくさんいただきました。レシピをご活用いただけたら嬉しいです。

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★ マシュマロヨーグルトタルト・ライム風味 ★小さなココット4ケ分

【材料】
A
ヨーグルト(無糖)  大さじ4
刻んだマシュマロ      50g
ライム果汁      小さじ1

B
グラノーラ(Honey Roasted)  40g
バナナチップス           20g
ココナッツオイル          大さじ1強

C
マシュマロ    適量
粉砂糖      適量
ライム      適量

ココット(小)  4ケ
サランラップ     適量
チャッカマン

【作り方】

  1.  A(ヨーグルト・刻んだマシュマロ・ライム果汁)をよく混ぜて1日以上置く。
  2. Bのグラノーラとバナナチップスをミキサーで撹拌する。ボウルに入れココナッツオイルとしっかり和える。
  3. ココットにサランラップをしき、2をココットに等分に入れ押し詰める。20分以上冷蔵庫で冷やす。
  4. 3がある程度固まったら、Aを大さじ2/3ほどのせ、Cのマシュマロを写真のようにたっぷりくっつける。チャッカマンでマシュマロを炙り、焼き色をつける。食べる寸前まで冷蔵庫で冷やしておく。
  5. 仕上げにCの粉砂糖をふりかけ、ライムの皮をすりおろして完成。食べる際はライムの絞り汁をかけていただく。

【ポイント】

  • マシュマロはロッキーマウンテン社のプチマシュマロを使用。
  • 食べる寸前にタルトを冷蔵庫から取り出すこと。20度以上の室温にタルトをずっと置いておくと、ココナッツオイルが溶けタルトが崩れる可能性があるので注意。
  • 火力が強いチャッカマンを選んだ方が、炙りやすい。炙る際、もしマシュマロに火がついてしまったらすぐに吹き消すこと(真っ黒に焦げてしまうため)。
  • 余ったココナッツオイルで蜂蜜トースト:フライパンにココナッツオイルをしき(小さじ1程度)、食パンの両面をキツネ色になるまでよく焼く。蜂蜜をかけて食べると、カリッ&フワッとして最高に美味。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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