生クリーム100%で作る濃厚パンナコッタ。

材料(生クリーム・砂糖・バニラビーンズ)を温め、ゼラチンを加え、冷蔵庫で冷やしたら、パンナコッタの出来上がりです。これまでは、牛乳を半量入れて作っていましたが、本場イタリアのパンナコッタは生クリームのみで作る! と聞き、思い切って生クリームだけで作ってみました。ミルクの風味たっぷりな贅沢な味わいで牛乳入りとは別格のおいしさです。ひとりで食べるには、カロリー的に罪悪感がありますが、おもてなしや持ち寄りの機会に、また作ってみたいと思っています。

パンナコッタだけでもおいしいのですが、秋なので柿のピュレ(柿をミキサーで攪拌したもの)を添えてみました。また、冷凍フランボワーズを使って真っ赤なピューレを作ってクリスマス仕様にしてみたり、冷凍や缶詰のマンゴーを使ったピューレを添えてもとってもおいしいです。

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★濃厚パンナコッタ・柿のピュレ添え★

【材料】
〈パンナコッタ〉
板ゼラチン 5g

A
動物性生クリーム(35%) 400cc
砂糖  30g〜
バニラビーンズ 1/2本(バニラエッセンス数滴での代用可)

〈ピュレ〉
柿 200g
砂糖 柿の甘さをみて加える
塩 ひとつまみ
水 小さじ2〜

ライムの搾り汁  小さじ1/2〜(なければ不要)
ライムの皮  1個(なければ不要)

【作り方】

  1. 下準備:板ゼラチンを冷水でやわらかくする。バニラビーンズのサヤに縦に切れ目を入れて開く。ナイフの背を使って、バニラビーンズをこそげとる。
  2. パンナコッタを作る:鍋にAを入れ(バニラビーンズのサヤも一緒に入れる・バニラエッセンスの場合は3の工程で加える)弱火にかける。砂糖が溶けるようかき混ぜながら沸騰しない程度にふんわりと温め、火を止める。水分を絞った板ゼラチンを加え、しっかり溶かす。こし器にかける(ゼラチンの塊がないか確認するため / バニラビーンズのサヤを取り除くため)。
  3. 冷やす:大きめのボウルに氷水をはり、その中に2を入れたボウルを入れる。軽くとろみがつくまでゆったりとかき混ぜていく(なめらかな口当たりにするため / バニラビーンズが沈殿してしまうのを防ぐため)。とろみがついたらガラス容器などに入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やす。
  4. ピュレを作る:柿の皮と種を取り除く。ピュレの材料をすべて入れ、ミキサーで攪拌する(水分が足りず、攪拌しづらい場合は水を少々加える)。味をみて、必要であれば砂糖を加える。ライムの搾り汁を入れてよくかき混ぜ、全体をなじませる。
  5. 盛り付ける:冷やしておいたパンナコッタの上にピュレを注ぎ、表面にライムの皮をすり下ろす。

【ポイント】

  • ゼラチンは必ず火を止めてから加えてください。火を入れてしまうと、固まらない場合があります。
  • 柿でなく、冷凍マンゴーや冷凍フランボワーズを使う場合も、ライム汁やライムの皮のすり下ろしを入れた方が、味が引き締まるうえ、フワッとライムの香りが華やかに広がります。また、フルーツによって甘さが異なるので、砂糖で甘さを調整してみてください。しっかりと甘味をつけた方が、デザートらしく仕上がります。
  • パンナコッタの生クリームを500ml弱にすると、ギリギリで固まるくらいのプルプルの仕上がりになります。
     

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Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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