キッチンでハーブをうまく育てるには?

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買ってきたハーブを2日以上もたせるにはどうしたらいいのだろう。失敗しないハーブの育て方、保存方法を生産者に聞く。

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切り取ったハーブを保存するには、湿度を保つことが肝心。photo : Getty Images

タイム、バジル、チャイブ。お料理の仕上げ、サラダの飾り、マヨネーズの隠し味、あるいはいつもの料理の味付けに、ハーブは私たちのキッチンに欠かせない食材。意識の高い消費者なら、家にあるハーブをちょっと摘んで料理に加えたいところ。とはいえ、ハーブを育てようと思っても、いつもうまくいくとは限らないのが難点。ハーブ農園レギュロマの責任者ドミニク・ル・ソー(※)によれば、ハーブの栽培はそれほど難しくはないという。「店で買った鉢植えの寿命は数週間」。園芸初心者はこのことを念頭に、ハーブ栽培のコツを見ていこう。

(※)レギュロマ、rue de la Morandais, 22440 Trémuson. 

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苗を植え替える

「ハーブは種類ごとにそれぞれのサイクルがあります。ほとんどのハーブは、天気のいい、暖かい季節を好みます」。だから苗を植える前に、必ず植えるのに適した時期を調べよう。次に、最適な場所を選ぶこと。タイムやローズマリーなど地中海のハーブは日向に、ミントやパセリは半日陰が適している。「室内でも屋外でも、ハーブ栽培の決め手となるのは日光です」とル・ソーは強調する。

質のいい土を選ぶことも重要だ。「新しくて、新鮮な」土が望ましい。除草剤成分が残留していないかどうか確認するのも忘れずに。「除草剤の中には長期間効果が続くものもあり、植物にダメージを与えることがあります」とル・ソーは説明する。誰もがやっていることだが、店でハーブの鉢植えを購入した後、植え替えをせずに長く放置するのは禁物だ。時間がたつと苗が弱ってしまう。「とくにタイムは、栄養が足りないとすぐにダメになってしまいます」。

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日々の手入れを怠らない

「植物にはつねに水分が必要です」。たかが水と侮るなかれ。土の鮮度と湿度を保つことは大切だが、水遣りの頻度は天候条件や日の当たり具合によって変わってくる。鉢の状態を毎日観察し、ハーブの大きさに適した量の水を与えること。「多すぎず少なすぎず、ちょうどいい量を見極めることが大事。水の量が多すぎると菌が発生します」とソーは注意を促す。ハーブが成長すると、新しい芽がどんどん出てくる。収穫するときは、傷つけないように気をつけながら先端の茎と葉を摘む。

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カットハーブはどうやって保存する?

条件がよければ、切り取った後も数日間フレッシュな状態を保てる。冷蔵庫で保管し、枝が乾燥しないように注意すること。「水分があるかぎり、保存可能です」とル・ソー。湿度が失われないように湿らせた布巾で包むか、フリーザーバッグに入れておくといい。
ところで冷凍はできるのだろうか? 
ハーブは極端な気温変化が苦手で、解凍するときに変質してしまう可能性があるため、オススメできないそう。長期間保存する方法としては、自家製ハーブオイルを作るのがおすすめだ。「油に漬け込んで、空気が入らない密閉容器で保存すれば風味が長持ちします。ベストな解決策のひとつです」。

ドライハーブに挑戦したいという人もいるかもしれないが、こちらは軽く考えないほうがよさそう。「電子レンジでは風味が変わってしまう可能性があります。ドライハーブ作りは時間がかかるもの。食品乾燥機があれば可能ですが」。
そして、ハーブ栽培を始める前の最後のアドバイス。初心者は、まずはバジル以外のハーブからチャレンジすること。なぜなら、バジルは最も繊細なハーブだから。

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texte : Mélissa Cruz (madame.lefigaro.fr)

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