食べ過ぎNG! パスタの適正量、把握してますか?
Lifestyle 2024.12.12
これからのシーズン、パスタを大皿から取り分けて楽しむ機会も増えることだろう。しかしそれは本当に良い食習慣と言えるだろうか? 栄養士が、この魅力的な炭水化物の適度な摂取量についてレクチャーする。
人々のパスタへの情熱は、国境や文化を超えると言っていいだろう。パスタは食卓で、メインディッシュとしてもサイドディッシュとしても受け入れられている。安価なうえ、調理が簡単で、すぐに食べることのできるパスタはレシピも多く、毎日のように食べる人もいる。しかしそれは「問題なし」と言い切れるのだろうか? 健康上のリスクを心配することなく、食べるとしたら、どれくらいが適量だろうか。
適切な量を、比率で計算する
まず結論から言うと、パスタは毎日食べても大丈夫だ。パスタは炭水化物を代表する食品だが、バランスの取れた食事に炭水化物は不可欠だからだ。実際に、理想的とされるひと皿あたりの食品の比率は、炭水化物が3分の1、タンパク質が3分の1、野菜が3分の1または3分の2の構成である。食事中に摂取する量に関しては、栄養士のファイザ・ボッシー氏は、パッケージに表示されているひとり当たり100グラムという目安には従わないように注意を呼び掛けている。「この量は体重70キロの人に適していますが、それ以下の場合は量を少なくする必要があります」
さまざまなパスタを上手く使い分ける
パスタに添える、トマトやチーズ、クリームなどをベースにしたソースにも注意が必要だ。さらに缶詰やレトルトのソースの場合は、頻繁に摂取しないことも留意すべきだ。「(市販品のソースは)脂っこくて、甘すぎて、塩辛すぎます。消費者の運動量が過剰または不足していると、高血圧、体重増加、消化器疾患につながる可能性があります」とボッシー氏は指摘する。これら既製ソースの摂取量を減らすには、亜麻やオリーブ由来の植物油、スパイス、さらにレモンをもっと活用するのがいいそうだ。パスタにしても、全粒粉パスタ、半全粒粉パスタ、豆パスタなど、さまざまな種類のものを取り入れることを栄養士はすすめている。これらのパスタは一般的なものよりも食物繊維が豊富で、消化を促進するうえに血糖値が低くなるというから、試してみる価値はありそうだ。
From madameFIGARO.fr
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text: Barbara Danel (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto