走るのは嫌、ヨガにも飽きた! そんな人におすすめの代替手段とは?
Lifestyle 2025.01.26
忙しすぎて運動の時間がとれない。ヨガにも興味はない。走るのも嫌いだし、瞑想もできた試しがない......。大丈夫、そんなあなたに、代わりになるヘルスケア手段を紹介しよう。
photography: Guido Mieth / Getty Images
時間がない!
最小限の時間で、最大限身体を動かすことを目指そう。しかも自宅で、だ。「高強度インターバルトレーニング(HIIT)は、高負荷トレーニングと休憩を短時間で交互に繰り返すことで、筋力と心肺機能を効率よく鍛えます」。そう話すのは、フィットネストレーナーのレイナルド・ショケだ。
彼はタバタ式やEMOM式のトレーニングを勧める。インターネットで検索してみれば、さまざまなレベルのセッションを簡単に見つけられる。もう一つの選択肢は、縄跳びをもっと楽しくした「Jymp Rope」。これはジムと有酸素運動の爆発的な融合だ。
走るのが嫌い!
「ストリーク・ランニング」を試してみては? 「毎日、1.6kmだけ走るというものです。適度で規則正しい運動により、ランニングのあらゆる利点が得られるだけでなく、少しずつ慣れていき、そのうちランニングの喜びを見出せるようになるでしょう」とショケは説明する。
これもできっこない? それなら、(呼吸とステップを合わせて歩く)アフガニスタン式ウォーキングや、(ポールを使って全身を動かす)ノルディック・ウォーキングを試してみよう。リズムに合わせることで、少ない負荷で高い効果を得られる。
ヨガにも興味なし
ヨガと一言に言っても、幅広い嗜好に合わせた、さまざまな形がある。「TRXヨガ」は、伝統的なヨガとTRXの激しさを組み合わせた、まったく新しいヨガだ。「アルティメット・ヨガ」も爽快だし、アクロバティックさを加えるなら、(組体操のような)「アクロヨガ」もある。
「内面と向き合うヨガではなく、もっとダイナミックさを求めるなら、動物の動きを再現する『アニマルフローヨガ』や、床でのバーレッスン(バー・オ・ソル)を組み合わせたピラティスとのフュージョンヨガを試してみてはどうでしょうか」とショケ。
あるいは、ブラジルの格闘技「カポエイラ」も、ダンスのような動きをしながら力強いトレーニングができる。
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一種類の栄養素をサプリで補うなら?
「ビタミンD」だと微量栄養素学者のヴェロニク・リーセは言う。「特に秋から冬にかけてビタミンDは不足します。免疫力や精神のバランス、骨の健康にも関わっています」。「ビタミンD3を2000IU摂取するのがベストです。
「ストレスや疲労を感じているならマグネシウムを。気分の落ち込みや認知障がいにはオメガ3系脂肪酸(EPAとDHA)がおすすめです」
「瞑想」できたことがない
「15分間、坐禅をして瞑想する」というのは忘れて、行動しながら瞑想してみよう。「手を洗っているとき、地下鉄に乗っているといき、編み物をしているとき......」と、リラクゼーション療法をおこなうガエル・ピトンは例をあげる。
「大切なことは、『存在』に向き合い、感覚に集中することです」。こうした「プラグを抜く」時間は、1日3分でも充分なのだ。
text: Caroline Henry (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa