カール・ラガーフェルドの遺産を相続したセレブ猫! いまなお続く優雅な生活とは?
Lifestyle 2025.05.10
フランス・パリに住むシュペットは、世界でも指折りのセレブ猫として知られる。シュペットの元飼い主はシャネルやフェンディでデザイナーとして活躍したカール・ラガーフェルド。2019年にラガーフェルドが亡くなった際、その3億ドル(およそ430億円)ともいわれる莫大な遺産を受け取ったとされるのが愛猫シュペットだ。さらに、シュペットはモデルやインフルエンサーとしての顔も持っており、さまざまなコラボによってこれまでに数百万ドルを稼いでいるという。まさにセレブと呼ぶにふさわしい猫である。
---fadeinpager---
セレブ猫はいま?
そんなシュペットの近況が、ウェブマガジンHello!で明かされた。現在シュペットはラガーフェルドの使用人で世話係だったフランソワーズ・ケソートとその家族と共にパリのアパルトマンに住んでいる。「昔からお姫様みたいな気質」というシュペットはケソート一家に可愛がられており、昨年13歳の誕生日はセレブらしくヴェルサイユ宮殿で迎えた。
一方、シュペットは公式Instagram(@choupetteofficiel)に26万人以上のフォロワーを持ち、現在も時折コラボ企画に参加しているインフルエンサーでもある。ナオミ・キャンベルやケンダル・ジェンナーといった有名人と仕事をしたこともある。また、ラガーフェルドがテーマとなった2023年のMet Galaでは、出席者のひとりキム・カーダシアンのInstagramでツーショットを披露した。
---fadeinpager---
かつての飼い主を偲ばせる優雅な日々
ケソートはシュペットの1日の過ごし方を明かしている。シュペットは早起きで、朝食を食べた後に毛並みを整えるのが日課だという。毛の手入れが終わったらまた朝食を食べる。今もラガーフェルドがプレゼントした磁器でご飯を食べているそうだ。「シュペットは食べたいときに食べる」とのことで、好物は鶏肉。それからバルコニーの隅に座って、鳥が飛んでいるのをのんびり眺めているという。
ラガーフェルドは生前、シュペットがシャネルの服の山の上に寝ていると話していた。いまもその習慣は変わらないらしく、シュペットはクローゼットの服の上で寝転がっているという。ラガーフェルドが贈った小さなヴィトンのバッグはいまもお気に入りらしい。また、ラガーフェルドはプライベートジェットを所持しており、シュペットを乗せて一緒に旅行していた。そのおかげでシュペットは今でも旅行が好きなのだという。ケソートはかつてラガーフェルドがそうしていたように、シュペットに屋外での散歩を楽しんでほしいと話す。「私が彼女にあげたいのはそういうことなんです」とケソートは言う。
---fadeinpager---
私生活に大きな変化
猫らしくセレブらしく、のんびり優雅に生きるシュペットであるが、1年半ほど前、その生活に大きな変化が起きた。ケソートの娘が保護猫のシエナを引き取ったのだ。今年で14歳になるシュペットは、猫としてはおばあちゃんの年齢だ。「シュペットは他の猫と同じ屋根の下で暮らしたことがないので、同居には少し不安がありました。でも、彼女にとって必要なことだったと思います」とケソートは語る。幸いなことにシュペットと子猫はすぐ仲良くなり、Instagramにも一緒に遊ぶ姿が投稿されている。元気な子猫から新たな刺激をもらったのだろうか、シュペットは今も元気に暮らしている。世界屈指のセレブ猫として、これからも優雅に長生きしてほしいものだ。
>> 福を招く「ハイタッチ猫」!? 「猫の楽園」と呼ばれるお寺の名物猫が話題に!
>> 雨の中倒れていた「子ネコ」を拾って育てたら......! 成長してわかった「意外な正体」とは?
text: Izuki Yoshii