備えるべきはレスキューセット? とらやの羊羹? 防災グッズを見直してみました。
Lifestyle 2025.09.01
9月1日は、1923年に起きた関東大震災の教訓を忘れないために定められた防災の日。災害への備えのための防災グッズは用意していますか?
改めて私も自分が用意している防災グッズを見直してみました。
今回は見直した結果、新たに買い揃えたい品をピックアップ。
「Emergency Bag 防災リュック」¥28,380/ソナエテ
ひとつめは、去年発売された時からずっと気になっていた長期保存食「IZAMESHI」を展開する杉田エースによる防災袋&セット「SONAETE(ソナエテ)」。私の大好きなクリエイティブグループBob Foundationがデザインの監修をしている見た目もかわいい防災グッズです。
ヘルメットやラジオ、給水タンクなど"これさえあれば!"的なものが揃ったリュックも気になるのですが、未就学児がふたりいる我が家は子供の遊び道具やら最低限の着替えやらも詰め込んだリュックはすでに用意している。
「Emergency Pouch 防災ポーチ」¥4,180/ソナエテ
でも、いざ、何か起きたときになかなかこの重いリュックを持って外に出るだろうか? 避難するだろうか?
そんなことを考えると、バッグ・イン・バッグとしても持ち歩ける「Emergency Pouch 防災ポーチ」が私にはちょうどいい。アルミ防寒シート、災害用トイレセット、LEDライト付きホイッスル、ウェットティッシュ、お菓子セットが入っています。さらにポーチにはロングストラップと透明の小窓付きでスマホを出さずに操作できるのも魅力。
---fadeinpager---
レスキューランジェリー フルパッケージ¥11,638/ファンクション
ふたつめは、これは盲点だった!と気づかせてくれたアイテム。フィガロの「Business with Attitude」によるピッチコンテンスト2023年の受賞者でもある本間麻衣さんが手がける「レスキューランジェリー」です。防水性のバッグ、ショーツ、ブラジャー、布ナプキン、洗剤がセットになっており、バッグの中に水と洗剤を入れたらどこでも洗濯できて、メッシュネットが付いているので、人目にさらすことなく洗濯物も干せるという優れもの。
災害時だけでなく、キャンプなどの旅行時も便利そう。
左から、高保湿にこだわった多機能ジェル「オールインワンジェル」¥2,530、顔、体、そして大切なインティメイトケアまで使える「全身ボディシート」¥1,650、30粒程度が入った「歯磨きタブレット」¥583/以上レスキュー エンデュア(ファンクション)
さらにこのレスキューランジェリーシリーズにスキンケアラインも仲間入りしたというニュースが。「どんな状況下でも肌を守り、持続的なケアを提供する」をコンセプトにした「RESCUE ENDURE(レスキュー エンデュア)」。ホーウッドやシダーウッドなどの天然精油を使用したボディシートとオールインワンジェル、水が使えない状況でも手軽にオーラルケアができる歯磨きタブレット。肌に優しい自然成分のレスキュースキンケア、大変なときだからこそリラックスできるひとときが励みとなりそう。
---fadeinpager---
そして、災害時のトイレ問題。先日実家でも近所の水道管が破裂して半日ほど断水していたようなのですが、いちばん困ったのがトイレだそう。
編集部で「防災グッズとして何を用意しています?」みたいな話をしていたときに、前に座っている本誌編集長のKIMがディノスの簡易トイレがおすすめ!と即答。
それがこれ。
わざわざ写真を撮ってきてくれました。
「トイレとして使うことはないよう、つまり災害が起こらないよう願っているけれど、このトイレ化可能な組み立て椅子は、薄く畳めて収納が楽、来客が多い時は予備椅子として使っても割とインテリアを邪魔しない。かつ、年老いた母親が来た時、玄関で靴を履く際には、安定感があってこれくらいの高さの簡易椅子があるととても便利。」(編集長KIM談)
組み立てはわずか5秒、ゴミ箱にもなるし来客用の椅子にもなる。トイレを来客用椅子に......というざわつく気持ちは置いといて。確かに良さそう!
---fadeinpager---
最後に非常食。リュックに入れておいては期限が切れていることに気づきしょんぼりする、なんてことも多いと思いますが、せっかくならおいしいものをストックしておきたい。そして期限切れ前にきちんといただきたい。で見つけたのが、私の大好きな和菓子、とらやの羊羹「ご自宅用 小形羊羹 30本入り」です。
「ご自宅用 小形羊羹 30本入り」¥9,720(オンラインショップ限定)/とらや
「夜の梅」「おもかげ」といった全5種を各6本入れたセット。常温で長期保存(賞味期限は未開封で製造から1年)が可能で、環境の変化にも強く、エネルギー補給もできて食べやすい。これはいい! 賞味期限が目前に迫った際には編集部へのばらまきおやつにしても喜ばれそう。
普段の食品を少し多めに備蓄しながら消費するという「ローリングストック」としてもぴったり。
このローリングストックという考え方、言葉は知っていても実践している人は4人に1人だそう。水やお茶など日常生活に欠かせない飲料を製造するメーカー「ライフドリンク カンパニー」調べによると、災害時に最も不安を感じるのは「断水」にも関わらず、必要量(大人1人=1日3L×3日分以上)を備えていない人は約7割とか。
4人家族の我が家の場合、1人1日3Lとして1日12L!それを3日分としたら36L! 2Lのペットボトル18本分......。
え、そんなに用意していない。ウォーターサーバーだから大丈夫、なんて思っていましたが、そもそも電源が入らなくなってしまったら出ませんしね。
ちなみに女性が防災リュックに入れているもの・入れたいものランキングは下記だそう。
1位は汗拭きシート、2位はドライシャンプーだそう。
私のリュックにはおしり拭きしか入っていませんでしたが、確かに水が出なかったときのことを考えたらこういったものも必要ですね。
と、改めてローリングストックを実践しつつ、防災グッズを定期的に整理しようと心に誓いました。

2024年よりフィガロJPの編集長。プライベートでは4歳と6歳の母。子育てに追われすぎてなかなかできていない鼓のお稽古を再開したい。最近の至福のときは新しいクラフトビールの試し飲み。民芸好き。
記事一覧へ