【腸活スープ】消化器内科医が指南、あなたの身体を整えるレシピ。
Lifestyle 2026.01.07

寒い季節には、体を温めてくれてお腹にも良いスープが恋しくなる。消化器内科の医師、ジュリアン・スカンジはインスタグラムでそんなスープのアイデアを紹介している。ほかほかのスープを飲んで健康になろう。

寒くなると温かいスープを飲みたくなるもの。でもどうせならお腹に良いスープがいい。クレルモン=フェラン大学病院(CHU)消化器内科の医師、ジュリアン・スカンジ医師は、11月11日のインスタ投稿で「腸内フローラに優しい」スープ9種類を紹介している。「スープやポタージュは基本的に野菜がメインになるので、善玉菌に適した腸内環境を整えるのに役立つ食物繊維や栄養素が豊富なものが多いです」と医師は語り、手作りスープが一番だとも言う。「新鮮な野菜や冷凍野菜を使いましょう。食品添加物や残留農薬が気になるなら有機栽培を選ぶといいかも知れません」
懐かしのトピナンブール(キクイモ)
冬のスープの素材としてまずお勧めしたいのがキクイモのスープ。ポロねぎとじゃがいもを合わせて使う。徐々に人気が復活したこの伝統野菜はフランスで市場に10月頃から並び始める。「アーティチョークに似た風味で水溶性植物繊維が豊富です」と医師のジュリアンは言うと、おいしくする秘訣として「ヘーゼルナッツをトッピングにする」ことを勧めた。
積極的に食べたい豆類
敬遠されがちな豆類だが、植物性たんぱく質として腸内フローラに有益だ。赤レンズ豆にニンジン、ココナッツミルクを使ったスープがお勧めだそう。「赤レンズ豆は非常に消化が良く、食物繊維も豊富。カレー粉やコリアンダーをちょっぴり加えれば最高です」
もうひとつ、お勧めなのがポワ・カッセ(グリンピース(青エンドウ豆)のひき割り)のスープだ。「いまでは使う人も少ない素材かもしれませんが、やはり消化が良く、植物繊維も豊富です」とのこと。素朴な味のスープなので「スパイス(パプリカ)や香草(ローズマリー、ローリエ)を加えるといい」そうだ。
かぼちゃやさつまいも
冬のスープを語るうえで外せないのがかぼちゃだ。ウリ科の野菜で秋から冬にかけて食卓によく登場する。医師のジュリアンが冬野菜のスープとして提案するのは次の3つ。まずはポティマロン(皮がオレンジのほくほくしたかぼちゃ)のスープで「仕上げにヘーゼルナッツオイルをちょっとたらし、かぼちゃの種を添える」。ふたつめはバターナッツかぼちゃ(ひょうたん型の水っぽいかぼちゃ)と栗のスープで、「ココナッツミルクと砕いたヘーゼルナッツをトッピングに」する。最後は定番スープのニンジンとサツマイモのスープに、「くるみやピーカンナッツを加えると、パリパリした食感が加わっておいしいです」
見直したいカリフラワー
フランスでは子どもの頃に給食で食べさせられた経験から、まずい野菜のイメージを持つ人が多いかも知れない。だがスープにするとびっくりするほどおいしい。ぜひ見直してほしい野菜のひとつだ。「ナツメグをひとつまみ加えてみて。ぐっとおいしくなります。ヘーゼルナッツのトッピングがあれば最高です」と医師のジュリアンも太鼓判を押す。
ブロッコリーも悪くない。この野菜をスープにする際、おいしく旅気分を味わうコツがある。「ゴルゴンゾーラを少し入れればぐっとおいしくなります。イタリアにルーツのある私のおすすめの食べ方です」
意外にもボーンブロスも登場
リストの中で最も意外だったのが、野菜とボーンブロス(骨)のスープだ。おばあちゃんの知恵として子どもの頃、病気の時に作ってもらった人もいるだろう。だがこれが近年、科学的にも再評価されている。「コラーゲンや必須アミノ酸が豊富で、腸のバリア機能を強化する働きがあるとされています」
最後に、医師のジュリアンはスープの効果を最大限にするためには「トッピングとしてかぼちゃの種やヘーゼルナッツを加え、オメガ3脂肪酸が豊富なオイル(菜種油、亜麻仁油、くるみ油など)をたらしましょう」と語っている。このひと手間で食感や風味がアップするだけでなく、腸内の善玉菌を養う貴重な栄養素をもたらされる。
From madameFIGARO.fr
text: Tiphaine Honnet (madame.lefigaro.fr)







