お家で作る世界のホテルのレシピ。#01 【世界のホテルレシピ】モロッコ風チキン煮込み。
Gourmet 2019.01.24
世界のさまざまな国のホテルのシェフが、家でも作れるホテルの味を伝授する短期連載「お家で作る世界のホテルのレシピ。」が始まります。第1回は、モロッコの都市マラケシュの5ツ星リゾートホテル、ラ・マムーニアから、鶏を丸ごと1羽使った華やかな一品をご紹介。
パーティにもぴったり、洗練のモダンモロッコ料理。
ラ・マムーニア/モロッコ
「タジン鍋を使ったモロッコ風チキン煮込み」
サフランを贅沢に使う香りのいい一品。パセリやコリアンダー、ショウガやニンニクといったフレッシュなスパイスが織りなすほどよい深みと、最低限の塩と油分で実現する軽やかさ。まさに洗練された、モダンモロッコ料理だ。
鶏1羽をそのまま使う迫力は、人が集う場にぴったり。いままでとひと味違う現代的なエスニックテイストは、食にうるさい女友だちに披露してみたい。軽く冷やしたロゼワインをお供に、お好みでモロッコのパン(ホブス)とともに召し上がれ。でも意外と、白いご飯を添えても合うから不思議。
鶏肉 1.6㎏(中1羽)
鶏レバー 30g
鶏砂肝 40g
タマネギ 185g(中1個。すりおろしておく)
パセリ 1/2束(刻んでおく)
コリアンダー 1/2束(刻んでおく。茎や根を入れてもいい)
ニンニク 15g(2かけ。すりおろしておく)
サフラン 1g
オリーブイル 小さじ1
砂糖漬けレモン 22g(レモンジャムでも代用可能)
レモンの搾り汁 26g(大さじ2弱)
赤いオリーブ135g(グリーンやブラックオリーブでも代用可能)
ショウガ 3g(小1かけをつぶしておく)
ターメリック 少々
塩、コショウ 少々
〈作り方〉
1. 鍋や大きなボウルに鶏肉とレバー、砂肝を入れ、オリーブ以外の材料と塩1つまみ(分量外)を混ぜ合わせたものを上からかける。ときどき混ぜながら鶏全体になじませ、1時間ほどおいて下味をつける。
2. あらかじめ水に浸けて湿らせたタジン鍋(なければ土鍋や厚みのある鍋など)に1を汁ごとすべて入れ、蓋をして弱火にかける。
3. 火にかけていると水分が出てくる。焦げ付かないようにときどき汁を混ぜる。弱火のまま2時間ほど経ったら蓋を開け、オリーブを入れてできあがり。そのままテーブルへ運び、ゲストの前で取り分けを。汁はソースとして肉に添えて。
著名人にも愛される、歴史あるロマンティックホテル。
1923年にその歴史をスタートさせた伝統あるホテルは、“アフリカナンバーワン” “世界ナンバーワン”と賞賛される。個性あふれるスイートルームや、広大な敷地の素晴らしい庭園がゲストを魅了。オープン以来5回の大規模改装を経て現在に至るまで、壮麗な雰囲気を保持し続け、数多くの著名人に愛されている。敷地内にはモダンモロッコ料理をはじめ、4つのレストランと5つのバーもあり、飲食にも力を入れている。
La Mamounia
Avenue Bab Jdid, 40 040 Marrakech Maroc
Tel. +212 5243-88600
https://www.mamounia.com/en/
●問い合わせ先:ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
0120-086-230(フリーダイヤル)
réalisation : CHIEKO ASAZUMA, collaboration : KENTOS NETWORK