EDITORS’ SELECTIONS フィガロ編集部のお気に入り、このお店この一品!【前編】
Gourmet 2022.02.05
日々、アンテナを張り巡らせている編集部員たち。私たちはもちろんおいしいものが大好き! 思わず笑顔がこぼれたあの一品を、思い入れとともに語ります。
編集まりモグ
北京育ちの食&旅担当。アジア、欧州での食べ歩きに精力を注ぐ。
酒好きが高じてワインエキスパートを取得。
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「カチュッコ」
○イッセイユアサ
カチュッコなる、初めての料理に西麻布で出合いました。魚介をトマトで煮込んだトスカーナ料理で、魚やエビ、貝の出汁が詰まったスープが絶品! 1滴も残らずたいらげました。いわゆる漁師飯だった料理を、洗練のひと皿に仕上げた湯浅シェフに拍手を送りたいです。ブルゴーニュを中心にしたワインのラインナップもツボなので、酒好きと再訪したい店です。
Issei Yuasa
東京都港区西麻布1-4-22アートスクエア西麻布1F
tel: 03-6804-1191
営)18:00~23:00L.O.
休)日
@issei_yuasa_
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編集G
ライフスタイル担当。グルメな福岡育ちゆえ、美食パトロールはDNAのせい。
パリに行きたくてうずうず。
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「フランス産リドヴォーのプレゼジロール茸とアルバ産白トリュフ」
○レストラン パトゥ
山口義照シェフは、自身の店をずっと神戸で続けてきた大ベテラン。2020年に東京にカムバックして新たに立ち上げたパトゥは、それだけに抜群の安定感。リドヴォーとジロール茸を合わせた秋の料理は、その香りでもうノックアウトされました。コクのあるソースを纏ったリドヴォーに、白トリュフとキノコの香りが重なり、うっとりするような味わいです。
Patous
東京都港区麻布台3-4-14
tel: 03-6807-4820
営)18:00~20:00L.O.(月、火、木、金)
12:00~13:00 L.O.、18:00~20:00L.O.(土、日)
休)日
https://patous.jp
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編集YK
飲食店の勤務経験があるウェブ担当。
ご当地モノの食材や地酒に目がなく、物産展を見つけると長期戦に。
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「ブータンノワールとリンゴのガリ」
○デンクシフロリ
日本を代表する、傳とフロリレージュのコラボレーションから生まれた店。店名のとおりメインは串。と言っても普通の串揚げでも焼き鳥でもない。リンゴのガリをのせたブータンノワール(手前)や、オマールエビのビスク×エビイモだったり……。自由な発想に心つかまれました。時期によってメニューは替わるので、毎回新しい驚きがあります。コース¥10,780
Denkushiflori
東京都渋谷区神宮前5-46-7 GEMS 青山CROSS B1A
tel: 03-6427-2788
営)12:00~13:00 最終入店、17:30~19:30 最終入店
休)月 ※ほかに不定休あり ※定休日翌日はランチ休み
@denkushifulori
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編集TI
ヨガ&銭湯が趣味の美容担当。ビューティの一環として食にも好奇心旺盛。
最近は発酵食品の魅力に夢中。
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「マカッレ風リゾット」
○かなで
ひと口食べてびっくり! この「マカッレ風リゾット」(¥4,400)、チーズはまったく使っていないのにコクがしっかり。牛乳で仕上げているのでミルキーな風味が口いっぱいに広がります。中央に注がれた肉の骨や端肉でとったスープがまた滋味深く、もうひと口、もうひと口……とスプーンが止まらなくなります。シンプルな料理こそ奥が深いんだなと再認識しました。
Canade
東京都文京区本郷2-31-3 二木ビル1F
tel: 070-3843-8393
営)17:00~21:30L.O.
休)日
https://canade.jimdosite.com
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編集KIM
編集部内の雑食グルメ班。谷根千エリアに住んで長く、個人経営の情緒あふれる隠れ名店探しが趣味。
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「つくね ブルギニヨン」
○神保町 五木田
食材の香りで食欲が増すのは当然だが、木のアロマで胃が刺激されるとは! 炭火焼・薪焼が自慢の五木田の串焼きは、「タレ」ではなくフレンチの「ソース」でとの発想がユニーク。「つくね ブルギニヨン」(¥600)は絶妙なこりこり食感のつくねをマデイラワインで作ったほんのり甘めソースでいただく。アペリティフ付きコース(¥10,000)にコレがない日も追加注文必須!
Jinbocho Gokita
東京都千代田区西神田2-4-9 第二錦水ビル1F
tel: 03-6272-4365
営)17:30~22:00 L.O.
休)火(祝前日の場合は営業)
@gokita_jinbocho
*「フィガロジャポン」2022年2月号より抜粋
photography: Yu Nakaniwa (Denkushiflori, Canade)