いま行きたい店、2023年最新版。 異国の料理×お酒がウリの、カジュアルな酒場へ。
Gourmet 2023.12.25
インドの屋台料理やネパール餃子といった日本ではレアな逸品も! 異国の味とこだわりのお酒が楽しめる、大人のオアシスが勢揃い。
1. みよし屋[ 中延 ]
2. インディアン・ストリート・フード・アンド・バー・ゴンド[ 御茶ノ水 ]
3. ポッポコリヤ[ 大井町 ]
4. タイ食堂くるみ[ 目黒 ]
5. ブラウアーエンゲル[ 麴町 ]
品川の下町に誕生した、惣菜も豊富なタコス酒場。
Miyoshiya|みよし屋
[ 中延 ]
雑誌編集者だった店主が、実家のそば店をタコスと惣菜店にリニューアル。料理家の山田英季が監修したタコスは、自家製のコーントルティーヤが秀逸で、主食にもつまみにもなるほど万能。具材は肉、魚、野菜を基本に、6~7種類が楽しめる。惣菜にも力を入れていて、牛モツのトマト煮やフィッシュ&チップスなど多国籍な品揃え。
タコスは1ピースからオーダー可。写真は手前右から時計回りに、「チキン」「ベジタブルミックス」「フィッシュ」「カルニータス」各¥418。爽快な「バジルモヒート」(¥880)と一緒に。左は、チーズとチリペッパーをまぶした「グリルドコーン」¥880
スタンディングテーブルもあり、サク飲みも歓迎。店内のキオスクでは、オリジナルのタコスプレートや雑貨も販売。
そば店時代の面影を残す店構え。隣には温泉が出る銭湯がありハシゴも楽しい。
東京都品川区西中延3-15-7
tel:なし
営)11:30~14:30、17:00~22:00(月、水~金) 11:30~22:00(土、日、祝)
休)火
Instagram:@tacoshop_miyoshiya
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インドの屋台料理をつまみにめくるめくスパイス飲みを。
Indian Street Food & Bar Gond|インディアン・ストリート・フード・アンド・バー・ゴンド
[ 御茶ノ水 ]
惜しまれつつ閉店した京橋のダバ・インディアが、場所もスタイルも一新して再始動。"飲めるインド料理"をコンセプトに、メニューには本場のシェフが作る南北のストリートフードがずらり。チャートと呼ばれるインドの軽食のほか、タンドールやミールスも充実で、インド人が好むサワーなども体験できる。
手前から時計回りに、南インドスタイルの唐揚げ「ゴンドチキン65」¥1,100、スパイシーな焼きそば「エビチョーメン」¥980、ミントとコリアンダーのソースがやみつきになる「ラムのバラカバブ」5ピース¥1,260。黒コショウと岩塩入りの「ペッパーソルトサワー」¥750、ワインはグラス¥680~
オープンキッチンの活気が伝わるカジュアルな店内。
インドの街角をイメージしたエネルギッシュな色彩。店名のゴンドはインド中央部に住む先住民族に由来。
東京都千代田区神田駿河台3-5-15 荒井ビル1F
tel:03-3259-2800
営)11:30~14:30L.O.、17:00~21:00L.O.(火~金) 11:30~15:00L.O.、17:00~20:30L.O. (土、日、祝)
休)月
http://gondtokyo.com
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人気フレンチシェフによる、センス抜群の韓国料理。
Poppokorea|ポッポコリヤ
[ 大井町 ]
フレンチ出身で数々の人気店を手がける掛川哲司シェフの新店は、韓国料理とナチュールワインが主役。名物の「ポッサム」は、豚肉を3日間塩漬けにして、低温調理でジャンボン風にしっとり仕上げるなど、フレンチの技法を取り入れた新しい韓国料理を提案している。ひと皿のポーションを少なめにしているので、ひとり飲みにも最適。
右から、サンチュとハーブ、切り干し大根のキムチを挟んで食べる「ポッサムセット」¥1,480、キャロットラペや洋ナシのライタ(インドのサラダ)が斬新な「ナムル盛り合わせ」¥880、エビせんと味わう「エビとアボカドのワカモレ」¥980。オレンジワイン(グラス¥650~)と合わせるのがおすすめ。
ネオンサインがポップな異国情緒あふれる店内。
掛川シェフが韓流ドラマから韓国料理にハマり、同店をオープン。ポッポは韓国語でキス。
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フレッシュな香りが広がるタイ料理は、余韻も美味。
Thai Shokudo Krmi|タイ食堂くるみ
[ 目黒 ]
吉祥寺の人気タイ料理店、アムリタ食堂が監修したエスニックビストロ。タイ人シェフ直伝のレシピで作るメニューに加え、香りにこだわり郷土料理を再構築したタイ料理が揃う。タイのスピリッツで漬け込んだ「仔羊のロースト」など、ひねりの利いた肉料理も名物。エスニック独特の味付けに負けない個性派のワインリストにも注目。
手前から時計回りに、「エビと大葉の生春巻き」¥780、卵のとろみが絶妙な「ソフトシェルクラブのカレー炒め」¥1,480、タイ料理定番のソムタムを旬の果実と一緒に仕立てた「シャインマスカットとグリーンパパイヤのスパイシーサラダ」¥1,080。ショウガ、唐辛子、ココナッツを合わせた「KRMIサワー」(¥780)や、ふくよかなオレンジワイン(グラス¥880~)と。
大きなカウンターを配した開放的な空間。
目黒駅前の飲食ビルの地下に今年5月にオープン。
東京都品川区上大崎2-26-5 メグロードビルB1F
tel:03-6420-3067
営)17:00~23:00L.O. (火~金) 14:00~23:00L.O(土) 14:00~ 22:00L.O(日、祝)
休)月
www.bistro-jill.com
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バリエーション豊富なドイツ料理の奥深さに開眼。
Blauer Engel|ブラウアーエンゲル
[ 麴町 ]
ドイツ&オーストリアのカフェレストランで修業したシェフが独立。あえてソーセージを置かず、手の込んだ煮込み料理やパスタ料理「ケーゼッシュペッツレ」や、魚介やハーブを使った北ドイツの料理で楽しませてくれる。ソムリエ資格を持つシェフのペアリングも好評で、ワインから日本酒、蒸留酒までバラエティに富んでいる。
料理はすべて¥4,800からあるライトコース4皿より、手前は「和牛ホホ肉のグーラッシュ」。奥の「前菜盛り合わせ」と、店内で焼くプレッツェルが絶品の「ブロート」でちびちび飲むのもいい。
ドイツとオーストリアのワインを中心に200本以上のボトルをストック。ドイツ固有品種のバッフスを使った辛口の白ワインなども味わえる。グラス¥980~
ドイツ料理店では珍しいカウンタースタイルの店内。6人まで利用できる個室も。
東京都千代田区三番町18-19 アルテビル三番町B1F
tel:03-6826-9856
営)17:30~22:00L.O. (月~金) 15:00~20:00L.O.(土)
休)日、祝
要予約
https://lit.link/blauerengel
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多彩なソースで味わうユニークなネパール餃子。
Momo Stand Tokyo|モモ・スタンド・トーキョー
[ 広尾 ]
ネパールで広く愛されている餃子、モモの専門店。現地人シェフの家庭の味を再現したポークなどをはじめ、月替わりのスペシャルを含む全5種類のモモが1個(¥330~)から注文できる。3種類の粉をブレンドした生地はモチモチ感が格別で、スパイスを利かせたあんとマッチ。ランチは定食、ダルバートのみだが、予約制でモモも味わえる。
手前のモモは、豆乳ベースのパクチーソースが爽やかな「ベジ」3個¥770、右はネパールで最もポピュラーな「ポーク」3個¥880。ワイン(グラス¥968~)と「アチャール(漬物)盛り合わせ」(¥1,000)を楽しみつつ、注文が入ってから茹でるモモを待ちたい。
ネパールから取り寄せた専用のスパイスミックス「モモマサラ」をはじめ、クミンやシナモンなどモモの種類ごとに異なるスパイスを使用。
カウンター8席の小さな店。女性のひとり客も多い。
東京都渋谷区広尾5-18-8 1F
tel:03-5860-2240
営)12:00~14:30L.O.、17:00~24:00
休)日 ※ほか不定休あり
Instagram:@momostand.tokyo
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*「フィガロジャポン」2023年12月号より抜粋
photography: Michi Murakami text: Chiaki Tanabe(Choki!)