ワインをおいしく飲むために選ぶべき「グラス」と「ワイングッズ」、フィガロワインクラブが徹底解説!
Gourmet 2025.04.22
いいワインをよりおいしく飲むために、こだわりたいのがグラス選び。 ブドウに合わせて、家飲みでカジュアルに、ハレの日のとっておきなど、 シーンに合わせたグラスと、美しくも便利なツールをご紹介。
選び抜いたワインであればこそ、本来の味や個性を引き出す最適なグラスを選びたいもの。ブドウの品種や味ごとに異なるグラスを提案する、オーストリアのワイングラスの老舗、リーデルを手本に、編集部おすすめの選び方を紹介する。
まずは、口が内側に向かって閉じた形状を選ぶこと。香りをとどめる時間が長いので、食事中も風味が損なわれにくい。次に、グラスの内側に香りが立ち上るための十分なスペースがあること。注ぐ時は、液面だけでなく側面から立ち上る香りも余すところなく感じるために量を半分以下に抑え、くるりと回してグラスの内側全体にワインをまとわせて。もうひとつは、ブドウ品種やすっきり、しっかりなどの味に合わせてボウルの形状を変えること。口がより閉じたグラスで飲むと顎が上を向き、舌の上をスムーズに流れるため、両顎のあたりで感知する酸味が抑えられ、甘味やコクが顔を出す。一方、口が少し開いたグラスは顎が水平に保たれるので、口全体に旨味が広がる。3つのポイントで、いつものワインもランクアップ!
品種と味に合った形状のグラスを知る。
生産者やソムリエが関わり、ブドウ品種に合わせたグラスを開発するリーデル。「リーデル・ヴェローチェ」シリーズは、薄さと細長いステムが特徴。>>>Read more
フォルムも価格も可愛いグラスを日常に。
気軽さも味の良さも満喫。>>>Read more
ハレの日にはクリスタルの煌めきを。
クリスタルの素材や装飾はワインの色が美しく映える。とっておきのために贅沢な一品を選びたい。>>>Read more
グラスの傍らで映える、便利なお道具。
使い勝手も美しさも備えたツールがあれば、ほろ酔いでも快適にサーブできる。>>>Read more
*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
photography: Aya Kawachi text: Megumi Komatsu