世界のブランドに学ぶ、テーブルセッティング。 北欧らしいカラーを組み合わせる、HAYのあるシンプルで美しい暮らし。
Interiors 2024.09.30
ファッションも食事もインテリアも、豊かに楽しみたいというとき、ものから広がるライフスタイルにまで目を向けているブランドにヒントがある。各国のブランドが提案するテーブルセッティングについて、飾り方のアイデアや使い方のこだわりをヒアリング。今回はHAY(ヘイ)のアールドゥヴィーヴルな食卓をご紹介。
デンマークのHAYのテーブルウェアは、北欧らしいカラーと実用に適した素材感が魅力。家具やインテリア小物まで充実している分、毎年定めているキーカラーを上手に組み合わせることで、テイストの異なるアイテムでもバランスよくコーディネートできるようになっているそう。ランチ、ティー、ディナータイムのためのテーブル提案は、とびきりファッショナブル。
新作の「バロ」と「ソブレメサ」シリーズを組み合わせたコーディネート。VMDの西原慶美さんいわく「バロ」は、デザイナーのルイ・ペレイラがシーフードや野菜、果物に合うようにカラー展開を決めた経緯もあり、食材の色が引き立つそう。
「できるだけ同じカラーでうつわをまとめると、食材のひとつひとつが際立ち、さらに美味しそうに見えると思います」と西原さん。
「ガラス素材を入れることで過ぎゆく夏を惜しみつつ、休憩時間の美味しい飲物や甘いものを視覚からも楽しめるように、食器と家具の色をリンクさせてみました」
周囲のインテリアや目に入る景色に合わせて、テーブルウェアの色や素材にまでこだわることができたら、休憩時のリラックス感はもっと増すはず。
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帰宅が遅くなってほっと一息つきたいとき、「バロ」のサラダボールは最適。リムに厚みがあるので、温かいものを盛り付けて持ち上げても熱さを感じにくく、快適に食べることができる。遊び心のあるカラフルなお箸とナプキンを使えば、シンプルな食事がワンランク華やかな印象になる。できれば、やわらかな灯りをお供に。
2色をミニマムに組み合わせたランチョンマットに「バロ」シリーズのプレートと新作のMVSカトラリー(2024年冬頃発売予定)を合わせた取り皿のスタイリング。カジュアルな食器を利用していながら、きちんと感のあるこんなコーディネートができたら、毎日のほんの日常の延長に、特別な日を設けることができる。これはHAYのテーブルウェアのならではの懐の深さだろう。
editor: Saiko Ena