楽園、タヒチの島々で過ごす休日 ボラボラ島、魚たちと泳ぐ珊瑚の海で極上の贅沢を。

Travel 2023.05.20

Bora Bora

[ボラボラ島]

飛行機がボラボラ島に近づくにつれ、海がひときわ鮮やかな青のグラデーションに変わり、思わずため息が漏れる。

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国内線は自由席なので、窓際を確保!

環礁に囲まれた火山島は、“太平洋の真珠”と称される美しさ。高級リゾートの水上ヴィラが点在し、この島ならではの景観を作っている。そう、ここでは水上ヴィラに泊まって、海を存分に堪能したい。部屋からそのまま海にチャポン。カヌーで朝食を運んでもらい、移り変わる海と空の色をテラスで眺め、夜はシャンパン片手に降り注ぐ星を仰ぎ見る。そんな贅沢な滞在を味わって。ダイビングはしなくても、シュノーケリングをしてモツ(小島)でランチする“モツ・ピクニック”はぜひ。海に浸るだけで心身が洗われるよう。さらにスパで伝統的マッサージを受ければ、完璧なヴァカンスに。

 

Conrad Bora Bora Nui
コンラッド・ボラボラ・ヌイ

神話が残る土地のリゾートで、特別な滞在を。

空港から専用ボートで約20分、クチナシの一種、タヒチの国花でもある白いティアレのレイでお出迎え。高台のスイートの眺めも素晴らしいが、海を感じるならやはり水上ヴィラに泊まりたい。プール付き、サンセットビューやオテマヌ山ビューのほか、立派な2階建てまで7タイプ。機能的な広い部屋で一日中過ごすもよし、プールや白砂ビーチを楽しむもよし。テイストが異なるレストラン&バーを揃え、フリーのアクティビティも日替わりで用意。所有する小島、モツ・タプでピクニックしたり、望遠鏡で星座を探したり。何日いても飽きない“ここだけの体験”があちこちに。帰途に掛けられた貝殻のレイを見るたび、色とりどりの休日を思い出す。

Canoe Breakfast

ボラボラ島が発祥といわれる、朝食をカヌーで水上ヴィラに届けるサービスは、穏やかな海だから叶うタヒチならではのもてなし。

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ほら貝の音色が到着の合図。 

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ヴィラの周りを泳ぐ魚たちと一緒に、南国のフルーツたっぷりの朝食を。2人分で19,800CFP

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Overwater Villa
約50年前、タヒチに魅了されたアメリカ人が考案したのが始まりという水上ヴィラ。ポリネシアの伝統的な住居を模したパンダナスの葉の茅葺き屋根が特徴。

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部屋の位置で景色が異なるので、希望の部屋がある場合、半年前には予約を。ボラボラ島の象徴、オテマヌ山が正面の106号室は、ヨガやメディテーションにも最高。全面開放できるガラス窓で、部屋とテラスがひと繋がりになる。プールの脇に張られたンモックのようなカタマランネットの上で、ちゃぷちゃぷという波音を聞きながら、揺られる幸せ。

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水上ヴィラは、ベッドからも海が一望できる。モダンなインテリアで、バスルームには丸い大きなバスタブがあり、アメニティはバイレード。ターンダウン時に好みのお香や花茶をリクエストして。

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朝食に毎日異なるペストリーを10種焼き上げるというペストリーシェフ、ウリエルがクリスピーな食感のチョコレートタブレット(左下)も考案。各3,000CFP

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Pool Bar
プールに浸かったまま飲むのがタヒチスタイル。

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ボラボラ島最大のインフィニティプールのバーは、水面と目線が同じになるウォーターテラス席も。

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マイタイはタヒチ語で“最高”という意味とか。左はラムベースのカクテル「Maitai Bora Bora」3,000CFP、右はマンゴーやパイナップルに、ラズベリーピュレなどのモクテル「Bora Bora」2,000CFP

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Motu Tapu Picnic
ボートでシュノーケリングポイントを巡り、小島でランチする“モツ・ピクニック” は、ボラボラ島の人気アクティビティ。コンラッドは、王族の別荘があった特別な小島、モツ・タプを所有しており、ここでピクニックが叶う。

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各部屋に備えられたジュートバッグに着替えを詰めて。タオルやシュノーケリングセットは用意される。

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あっという間に一周できる小さな島。透明度の高い浅瀬が続く。

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前菜、メイン、デザートにワイン1本と水が含まれて、2人分52,000CFP~。バーベキューやロマンティックディナーも対応。

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300万年前の火山の名残り、ブラックロックに囲まれた高台に立つヒナ・スパ。トリートメントルームからもこの景色が見渡せる。

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シグニチャーマッサージは、まずココナッツオイルベースの4種の香りから選んで。ゆっくりとしたリズムと優しいタッチで、タヒチ時間にアジャスト。Hina’s Sweetness Massage 60分22,000CFP~。フェイシャルは、パリのビオロジックルシェルシュでカスタマイズ。リクエストすれば屋外の絶景カバナでも受けられる。

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メキシコのフレグランスメゾン、コキコキ。調香師ニコラスとフランチェスカは、2017年にボラボラ島を訪れ、ポリネシア・コレクションを作った。そんな彼らにオリジナルの香りを発注。この島で採れる素材、ポメロ、ティアレ、バニラを用いた男女ともに使えるビター&スイートな香りは自分のお土産にしたい。左から、オイルパフューム 60ml 4,800CFP、オードパフューム 100ml 12,500CFP

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レストランはフレンチ、中華、スシもあるラウンジなど計6つ。ボラボラ島で最長の砂浜にあるビーチグリルでは、フレッシュな魚料理を。ココナッツの内核のレムラードに、スモークしたサーモンとメカジキを花に見立てた前菜「Poisson Fumé Maison : Saumon, Espadon Rémoulade de Coeur de Palmier Frais, Gel Citronet Pain Coco」4,500CFP

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レモングラス風味の茹でエビの前菜「Crevettes Poechées au Court-Bouillon Parfumé à la Citronnelle Condiments Pamplemousse, Tomates, Avocat et Sauce Cocktail」4,400CFP

Conrad Bora Bora Nui
コンラッド・ボラボラ・ヌイ


B.P. 502, Vaitape, 98730 Bora Bora 
tel: 40-60-33-00
全114室 全室バス付き 
料)トロピカルヴィラビーチビュー126,223CFP~、オテマヌビュープール水上ヴィラ332,800CFP~ 朝食込み 
https://conrad.hiltonhotels.jp/hotel/polynesia/conrad-bora-bora-nui

Tamure Beach Grill
タムレ・ビーチグリル 
営)11:00~19:30L.O.

Tarava Pool Bar
タラヴァ・プールバー
営)10:00~17:30L.O.

Hina Spa
ヒナ・スパ
営)11:00~19:00

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Le Bora Bora by Pearl Resorts
ル・ボラボラ・バイ・パール・リゾーツ

最新の設備と仕掛けで、ゲストを魅了する。

2020年9月、改装を機にルレ・エ・シャトーに加盟した、ボラボラ島で最も新しいリゾート。伝統的な建築様式を用いながら、部屋の家具やプールのカバナ、バーの内装など、モダンな要素がフレッシュな空気を醸し出す。遠浅の海で最新のスタンドアップパドルで遊んだり、“海のテスラ”とも呼ばれるヨットで遠出したり、水中のアクティビティを満喫したら、ポリネシア伝統のメソッドによるスパ体験や、タヒチでは珍しいワインバーでのひとときを。敷地内のガーデンには、シガーサロンもオープン予定とか。いままでにないボラボラ島の楽しみがここに!

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オテマヌ山とパヒア山、ふたつの山が見える水上ヴィラ221号室。テラスにはプールが付き、大きなラウンド型のソファとデッキチェアが。室内の床の一部はガラス張りで、珊瑚に集まる魚たちが見られる。

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3つあるダイニングから、ランチタイムはプールサイドのミキ・ミキ・レストランで。ベジタリアンのボウルやポケなど、ヘルシーメニューが充実。バーガーも白身魚をチョイス。「Mahi Burger」3,300CFP

Taurumi Massage

手と肘を使い、経絡に沿って圧をかけていくポリネシアの伝統的マッサージ、タウルミ。島内いちと評判のザ・タヴァイ・スパで体験を。

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蓮池に囲まれたスパ棟は2種のサウナを備え、屋外にはヴィシーシャワーも。セラピストは全員ポリネシアン。

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タウルミ(50分16,000CFP~)に使用するのはコントワー・デ・モノイのオイル。ティアレのほか、バニラ、バナナ、グレープフルーツ、レモンの5種から選ぶ。タヒチの火山石を使うセラピー、オファイ(80分20,500CFP)もヒーリング効果が高い。

 

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Sunset Cruise

タヒチに1隻しかない太陽光発電のカタマラン、オケアノスパールでサンセットクルーズへ。

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乗り込むと真っ白なソファが並ぶ内装に歓声が上がる。でも、特等席は船頭のカタマランネット。身体が浮かんだ状態で、音も振動も排ガスの臭いもなく、静かに海面をすべる心地よさ! マジックアワーの空が刻々と移り変わる光景を目に焼き付けて。

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白赤ロゼワインかビール、またはソフトドリンク1杯と、タパスで1人12,200CFP

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ウアイナ・バーは、メインプールの先にオテマヌ山がそびえるベストビュー。モダンな内装もリゾートでは新鮮。スシやサシミなどのフードも魅力。

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ワインリストは幅広く、ル・クレマンタン・デュ・シャトー・パプ・クレマン 2016など、人気ワイン3種のテイスティングメニュー(6,700CFP)もある。左は、ラフロイグウイスキーとアマレットに、ビターチョコやバーボンに漬け込んだバニラ、仕上げにスモークして

Le Bora Bora by Pearl Resorts
ル・ボラボラ・バイ・パール・リゾーツ


B.P. 169, Vaitape, 98730 Bora Bora
tel: 40-60-52-00
全107室 バスタブ付き79室 
料)プール付きガーデンヴィラ81,466CFP~、プール付き水上ヴィラ182,500CFP~ 朝食込み(1部屋2名まで)
www.leborabora.com

Uaina Bar
ウアイナ・バー
営)17:00~22:00L.O.

Miki Miki Restaurant
ミキ・ミキ・レストラン  
営)11:30~21:00L.O.

The Tavai Spa
ザ・タヴァイ・スパ
営)10:00~19:00

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タヒチいち美しいといわれる公共ビーチへ。

Matira Beach
マティラ・ビーチ

2011年のCNN世界のビーチ50選で1位だったこともある、本島の南にあるビーチは、白砂が広がる遠浅の海で、泳がずとも魚たちを見ることができるほどクリア。サンセットのベストポイントでもある。周囲はホテルもあるが小さなバンガローも並び、長閑な雰囲気。

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Access
タヒチ島から飛行機で約50分。モーレア島から約45分。ライアテア島から約20分。空港から目的地まではボートで移動。

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Present!

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*「フィガロジャポン」2023年7月号より抜粋

●1CFP(フレンチパシフィックフラン)=約1.3円(2023年5月現在)
●日本から電話をかける場合、タヒチの国番号689の後に掲載表記どおりダイヤル。現地では掲載表記どおりにダイヤルしてください。
●ホテルの宿泊料金は、曜日や季節によって異なる場合があります。また、税・サービス料の有無はホテルによって異なります。
●掲載店の営業時間、定休日、商品、料理、サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

photography: Akemi Kurosaka coordination: Zenta Adachi collaboration: Air Tahiti Nui, Tahiti Tourisme map design: Design Workshop Jin, Inc.

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