ラトビアの文化をお土産に。ハンドメイドのかわいい雑貨。

Travel 2025.04.23

バルト海に臨む森と湖の国ラトビアは、自然素材で作るクラフトアートの宝庫。ラトビアの神々が文様として宿る、心のこもったハンドメイドのお土産とショップをご紹介。

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1. ミトン

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国の伝統工芸として、母から子へと受け継がれる手編みのミトン(各58ユーロ)。自然信仰が根付くラトビアでは、古くからミトンに星や波、自然神を表したさまざまな文様を編み込んでご加護を祈ったそう。

2. リネン類

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バルト三国の手織りリネン(亜麻)製品はクオリティが高い。乾きやすく洗うごとに肌触りもよくなるバスタオルやキッチンタオルなどが安く手に入る。今回見つけたのはエレガントなテーブル敷き(16.80ユーロ)。

3. 木製のキッチングッズ

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ラトビアではカッティングボードや、チーズプレート、カトラリー、料理用のおたまやフライ返しなど、味わいのある形のものが多く見つかる。マナ板は20ユーロ前後~

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ピエネネ(Pienene)
ハンドメイドの雑貨、バッグ類、コスメ、お菓子と幅広いラインナップでおみやげ探しに最適のお店。カフェとしても利用できる。
Kungu iela 7/9, Centra rajons, Rīga
+(371) 29298748
営)11:00~19:00
無休
http://www.studijapienene.lv/

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4. 手編みのマウチ(リストウォーマー)

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こちらもラトビアの伝統ニット。極細の棒針でビーズを編み込むリストウォーマー(35ユーロ)。手首を温めるだけでなく、アクセサリー感覚で服とコーディネートできる。

5. アールヌーボー柄のタイル

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街歩きの途中で見つけたアールヌーボーデザイン柄の陶器タイル。何枚か購入して、キッチンやバスルームのアクセントとして飾ってみたり、またはコースターとして、日常に取り入れて。

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アールヌーボーリガ(Art Nouveau Riga)
ユーゲントシュティール博物館の目の間にある。アンティークのアクセサリーや器、手工芸品が豊富に揃う。
Strēlnieku iela 9, Centra rajons, Rīga
+(371) +28367112
営)11:00~18:00
無休
http://www.artnouveauriga.lv/

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6. 琥珀、シルバーのアクセサリー

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ヒーリングストーンとして知られるラトビアの琥珀(アンバー)。とくにバルト海沿岸でとれるシーアンバーは希少性が高く珍重されている。写真はクロスのチャーム(25ユーロ)。

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バルト神話の神々を象ったアクセサリーも多く見かける。

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ラトビア民族野外博物館(Latvijas Etnogrāfiskais brīvdabas muzejs)
博物館内レストランに併設されたミュージアムショップ。麻布のクラフト品や陶器、アクセサリー、子どものおもちゃまで見ごたえがある。
Brīvdabas iela 21, Rīga, LV-1024
+(371)67994106
営)10:00~16:00
休)月
http://brivdabasmuzejs.lv/

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7. 民族衣装の帯

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ラトビア中央部のリエルワールデで作られる伝統帯は、自然神の文様が多く編み込まれる特別な帯。ラトビア人はこの帯で占いをすることもある。

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こちらは、伝統帯の柄をモチーフとしたブックマーク(※6のラトビア民族野外博物館ミュージアムショップにて販売)。

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セナー・クレーツ(SENĀ KLĒTS)
ラトビア各地の民族衣装やミトン、靴下、ショール、アクセサリー、バッグ類などおみやげ物が充実している。
Rātslaukums 1, Centra rajons, Rīga
+(371) 67242398
営)10:00~18:00
休)日
http://www.senaklets.lv/

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8. バスケット

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ラトビアを代表する手工芸品といえばカゴ製品。柳、松、葦、白樺の樹皮などを使って丁寧に作られるバスケットはどれも味わい深い。持ち手部分のダイヤ型の留め柄は伝統的な製法。

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こちらは白樺編みの便利かご。

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ピヌム・パサウレ(Pinumu Pasaule)
リガ中心部から車で南西へ約10分、少し中心部から離れるが、日本で買う約半値で購入できる。
Tēriņu iela 52, Rīga
+(371) 29466377
営)9:00~19:00(日曜日は事前予約制)
休)月~金
http://www.pinumupasaule.lv/

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9. リガ中央市場の食品

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天然ハチミツが激安で買えるお店が中央市場内の「メジュヴィディMežvidi」。ソバやツツジ、冬菩提樹の花など、多くの種類の蜜をテイスティングして選ぶことができる。小瓶2ユーロ~

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チーズも人気だが、ものによっては日本持ち帰り禁止のものもあるので、好きな人は宿泊ホテルでいただいて。とくに「イエワス・スィエルス(Ievas siers)」の古典チーズ「クラスィスカイス」(50gで約8ユーロ)はおすすめ。ラトビア人の冷蔵庫に必ずある5種のチーズもぜひ。

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素材にこだわったチョコレートも量り売りで買える。お酒好きならウォッカやクラフトジンを売るリカー専門店も要チェック。

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リガ中央市場(Rīgas Centrāltirgus)
1930年代、ドイツの軍用飛行船の格納庫を移設して建てられた巨大な市場。5つのパビリオンからなり、乳製品、肉、魚など食材別に分かれる。市場内カフェや食堂があってランチもできる。
Nēģu iela 7, Latgales priekšpilsēta, Rīga
+(371) 67229985
営)7:30~18:00(月~土)、7:30~17:00(日)
無休
http://www.rct.lv/

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10. 洞窟で作るBIOワイン

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左から、リンゴのアイスワイン、ルバーブワイン、クラウドベリーワイン

リガ近郊の町、リーガトネ(Līgatne)の洞窟内ワイナリーで作られるワイン。リーガトネでは木苺やブルーベリー、ブラックベリーなど多くの果実が育つため、ブレンド果実のワインも多い。夏はルバーブ酒、冬はコケモモ酒が人気で、仏のマクロン大統領が大のお気に入りというリンゴのアイスワインも評判が高い。これらのワインは、リガ中心部の有名スーパーマーケット、ストックマンやデポで購入できる。12ユーロ~

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リーガトネ・ワインセラー(Līgatne wine cellar)
リガから電車やバスで約1時間の距離にあるリーガトネのワインショップ。木製キッチングッズも販売。洞窟内での試飲は6種類15ユーロ(英語通訳は別料金)。
Spriņģu iela 3, Līgatne, Līgatnes pilsēta, Cēsu novads
+(371) 26521467
営)10:00~18:00
無休
http://www.ligatnesvinadaritava.lv/

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11. 白樺シロップ

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ラトビアの春の風物詩といえば、スーパーに並ぶ白樺ジュース。毎年3月初旬になると白樺の幹にチューブを挿して採取した樹液を飲むのが古くからのラトビアの健康法だという。この白樺ジュースを沸騰させて作ったシロップが人気で、120リットルの樹液からわずか1リットルしか採れないという濃厚で貴重なもの。こちらはバルサミコ風味で肉のグリル料理に合いそう。リガ街中のスーパー、リミ(Rimi)でも入手可能。13ユーロ。

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ビルズィ白樺樹液ファクトリー(BIRZĪ, Dzirkstošo bērzu sulu ražotne)
ラトビアで初めて白樺ジュースを商品化したファクトリー&ショップ。白樺ジュースや発泡性白樺酒などを試飲して、工場を見学できるツアーあり。申し込みはインターネット(英語のみ)から。
Kainaiži, Brantu pagasts
+(371) 28336850
birzi@birzi.lv
http://www.birzi.lv/

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ラトビアの旅は日本とバルト三国をスムーズに結ぶフィンエアーで

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今回のラトビア往復で利用した"日本とバルト三国をスムーズに結ぶ"フィンランド航空(フィンエアー)。2024年夏に2年がかりで長距離路線の機内リニューアルが完了したというA350ビジネスクラスとプレミアムエコノミー(略:プレエコ)に搭乗してみた。

リニューアルのテーマは"ウェルビーイング"と"タイムレス・クオリティ"。木、石などナチュラルな素材を使い機能的で長い間飽きずに使えるデザインを用い、フィンエアーの"静寂と平穏"コンセプトが生かされている。

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まずは、業界初という革新的ビジネスクラスシートが凄かった。コリンズ社のエアラウンジ(Air Lounge)シートを採用していて、リクライニング構造を用いない、ソファーとフラットベッド両方の機能をもつ「レイフラットベッド」を実現。シェル型ボティーに覆われ、他の乗客を気にすることなく、完全にプライベート感が保たれている。自由に出し入れできる丸みを帯びた木製テーブルなど、雲の上のリビング的な印象だ。

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プレエコは、エアラインによってその満足度は異なるが、フィンエアーは確実に最高クラス。まずは腰掛けた時の背中と腰のフィット感が抜群にいい。大きなレッグレストも備わり、熟睡ができた。機内食もプレエコオリジナルの料理で、メイン料理は3種から選べ、ビジネスクラスと同じフィンランドの人気食器ブランド「クーラス・コレクション」でサーブ。マリメッコのアメニティも人気。

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ヘルシンキで、ビジネスクラスの乗客やワンワールドのサファイア会員が入れるノンシェンゲン(※)サイドのラウンジを利用してみると、広々としたホテルラウンジのような空間に、フィニッシュデザイン、たとえば、アアルトやアルテックの家具や食器が使用され、料理も充実。バーエリアのドリンクも豊富で、フィンランドらしいホスピタリティでリラックスできたことはいうまでもない。

※2025年3月30日~2025年10月25日スケジュール
日本 → ヘルシンキ / 羽田・成田から毎日2便(週14便)、関空から毎日1便(週7便)、名古屋から週4便、日本からは週25便で運航

 

協力:
Latvia Travel(LIAA)
https://www.latvia.travel/ja

フィンエアー
http://www.finnair.co.jp

photo & Text:Sachiko Suzuki (RAKI COMPANY)

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