「バンコク、刺激的な旅へ!」特集の復習を兼ねたバンコク旅。最終日は、ずっと憧れていたローズウッド バンコクで過ごすことにしました。
ローズウッドといえば、「世界のベストホテル50」で世界第3位にローズウッド香港が選ばれるなど、ホテルラバー垂涎のブランド。以前ローズウッド サンパウロに宿泊し、その建築美や、リュクスと個性が同居する心はずむインテリアに感激し、いつか世界のローズウッドをコンプリートしたい!と思っていたので、今回のステイは夢成就への第一歩でした。
バンコク中心地、プルンチットで大都会のビューを堪能。
部屋に入って、思わず感嘆! バンコクを代表する個性的なビル群が窓から見え、この刺激的な大都市の中心にいることを実感。夜のお風呂タイムも楽しみに。
この日はホテルで過ごすことを決めていたので、早速館内のプールへ。
開放感がありつつ、プライベート感もあるプールもやっぱりリュクス。インフィニティバスも付いています。ビル群に向かって泳ぐのも快感ですが、個人的には背泳ぎがおすすめ。ホテルの上層階を眺めながら泳ぐと「こんな構造になっていたんだ!」と発見が多々。ぜひ一度お試しを!
しっかり1時間泳ぎ込み、お腹を空かせたところでディナータイムへ。毎日食べても飽きないタイ料理ですが、次の日からスイス、その後ニューヨーク旅が待っていたので、このあたりでどうしても食べておきたかったのが中華料理。小中学校を中国で過ごしてきたので、私にとって「ふるさとの味」が中華なのです......。
そんな想いを知ってか知らずか、うれしいことに、ローズウッド バンコクのシグネチャーレストランは「Nan Bei(ナンベイ)」、中華料理です。南(ナン)、北(ベイ)の名前のとおり、中国の南米地域の料理を結集させたレストランで、北京ダックもあれば、四川の麻婆豆腐もあり、広東料理の飲茶メニューも豊富で、中華好きにはたまらない一軒。隣の団体客の北京ダックを物欲しそうな目で見つめながら、ひとりだったのでダックは断念。大好物の「蟹肉と卵入りのコーンスープ」「蒸し点心3種盛り合わせ」「クリスピーポークベリー」「炒飯」と、アラカルトでオーダー。どれも伝統的なレシピをベースにしながら、洗練された都会的な味。旨味がしっかりありつつ濃すぎないので、日本人の口にかなり合います。
最後はバーへ。バンコク特集で取材した際に、その唯一無二な内装とカクテルのおいしさに痺れ、「絶対再訪する!」と決めていたのです。
取材の際は夕暮れ時で時間が早かったこともあり落ち着いた雰囲気でしたが、この日はディナー後の遅い時間に訪問。DJもいる店内は、ほぼ満席で大盛り上がり。前回飲んで気に入った、ジョン・レノンの曲「Woman」にインスパイアされたカクテルなど、「音楽」を感じさせるオリジナルカクテルを3杯飲み、そのまま部屋のおしゃれバスタブへ直行。これぞホテルステイの醍醐味!
翌朝。5日間滞在したタイともいよいよお別れ。7階のダイニング「ラコーン」でいただく朝食では、タイ料理食べ納めとして「カイジャオ」をメインに選びました。こちらの朝食はセミブッフェスタイルで、焼きたてのパンやスイーツ、シャルキュトリーにチーズ、フルーツを好きなだけいただけるのですが、さらにうれしいのがオーダーメニューも食べ切れるなら、いくらでもオーダーできるという点。「カイジャオ」だけでも大満足でしたが、滞在中一度も食べていなかったジョーク(お粥)をメニューに見つけ、追加で慌ててオーダー。タイの麺料理「クイッティアオ」のほか、ポーチドエッグなど洋食メニューも豊富なので、誰もが満足できるはず。
タイ最終日がローズウッドで本当によかった! 建築もデザインもグルメも......あらゆる"リュクス"を全身で浴びました。
いよいよ明日からスイスへ。気温が20度以上下がることにその日気づき、慌てて某衣料品店でヒートテックを買い込みました。まさか常夏バンコクでヒートテックを買うことになるとは......。ハイ&ローの旅、まだまだ続きます。
1041/38 Phloenchit Road, Lumphini, Pathumwan, Bangkok 10330, Thailand
(+66 )02-080-0088
料)エグゼブティブキングルーム11,520バーツ〜
https://www.rosewoodhotels.com/
幼少期よりアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。