【レピュブリック広場から 2】アンリエット・アッシュで愛のランジェリー。
Paris 2018.12.14
アトリエ・クーロンヌのブティックから、シャトー・ドー通りをさらに進むとhenriette h(アンリエット・アッシュ)によるランジェリーのブティックが見つかる。偶然にもルイーズ・ダマスのジュエリー・コレクションと同じ名前だ。
ブランド創始者のサラ・スタリアーノによると、アンリエットというのは彼女のご主人の遠縁の女性の名前。苗字はイニシャルだけのHにして謎めかしている。このアンリエット・Hなる女性には愛人が大勢いたそうで、それがサラの気を大いにひいたそうだ。
サラ・スタリアーノ。
このブランドは、amour、oui、madameなど糸刺繍で愛のメッセージを刺繍した真っ白なショーツやキャミソールなどのランジェリーがメインアイテム。愛……それもmake loveの愛 である! メッセージのパーソナライズ・オーダーも可能(プラス5ユーロ)。
Calines、baise-moi、touche-moiといった、一歩進んだ(?)メッセージをサラは提案している。さあ、辞書を開いて意味を探してみよう。
愛に大胆で甘えん坊の女性のための真っ白なランジェリー。
ショーツはXSからLまで4サイズあり。価格は50ユーロから。ショーツと同じ薄手のコットン素材で、透けるシャツも作っている。
刺繍の位置は背中や袖口だったり、アイテムによって異なる。
ゴールドの糸の刺繍はクリスマスギフトにぴったり。ボーイフレンドにおねだりしよう!
彼女がブティックの扉にmaison ouverte(開かれた家)と書いたのは、その昔パリにあった娼館を意味するmaison close(閉ざされた家)との言葉遊びから。そして、そのアイデアの延長として、まるで“飾り窓”のように試着室が通りに面している。試着客は通り側のカーテンを閉めて、ということだが、店の奥にも試着室があるのでご安心を。
通りに面して、ブティックの左側が試着室だ。カーテンが閉まっていたら、誰かが試着中という合図。
店内。古い香水ボトルや本などで、ヴィンテージ・タッチを空間に演出している。
オリジナルのパフュームキャンドル。その名もAllumeuse(そそる女)! どんな香りだろう。
24 rue du Château d’Eau
75010 Paris
営)11:00(土 14:00)〜18:30(土 〜19:00)
休)日・月
www.henrietteh.com
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réalisation:MARIKO OMURA