ル・ムーリス、セドリック・グロレのパンで朝を始める幸せ。
Paris 2020.09.16
数カ月の眠りから覚め、9月1日、たくさんの新しい話題をぎっしり詰めてル・ムーリスの扉が開かれた。ガストロノミーレストランの新しいシェフ、ホテル内にすでにスパのある最高級スキンケアブランド、ヴァルモンのフラッグシップのオープン……。
その中でも気になるのは、新しい朝食だ。ホテルのシェフパティシエであるセドリック・グロレは、周知のとおり昨年自身の名前でブーランジュリー活動もスタート。そのオペラ通り35番地の「セドリック・グロレ」で行列しないと入手できなかったクロワッサンやパン・オ・ショコラといったヴィエノワズリー、全粒粉パンなどがル・ムーリスの朝食で味わえることになったのだ。ちなみに、9月21日からはレストランでサービスされるのもグロレのパンとなる。
セドリック・グロレ(左 ©Pmonetta)と、ル・ダリの空間を映しこむ巨大な鏡の前に展示されたグロレのヴィエノワズリーとパン。
朝食のチョイスとしては「フレンチ・ブレックファースト」(46ユーロ〜)、「アメリカン・ブレックファースト」、そして喜ばしいことに、朝はあまりたくさん食べない、朝食をじっくり味わう時間がない……といった人々に誘いかけるセットも用意されている。それは「パリ・セヴェイユ(パリの目覚め)」と命名された28ユーロのセットで、グロレのヴィエノワズリー2種、ホットドリンク、フレッシュジュースという内容。パラスホテルのゴージャスな空間でシンプルながら、ポジティブな一日を過ごすことができるパワーが得られる朝食を!!
「フレンチ・ブレックファースト」では、クリスティーヌ・フェルベールの3種のジャムとボルディエのバターでバゲットや全粒粉パンを楽しむ。©Pmonetta
「パリ・セヴェイユ」(28ユーロ)で朝を始める。ル・ダリで7時から。ランチのためのテーブルセッティングが始まっても、隣のスペースで12時まで味わえる。なおヴィエノワズリーはクロワッサン、パン・オ・レザン、パン・オ・ショコラの3種から2種をチョイス。セドリック・グロレのブティックで販売されている品と味わいと軽さは変わらないが、2ついただくのにちょうどよいようにサイズは少し小ぶりだ。朝食は予約をするのが望ましい。©Pmonetta
228, rue de Rivoli
75001 Paris
朝食予約 / tel:+33-(0)1-44-58-10-44
restaurantledali.lmp@dorchestercollection.com
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réalisation : MARIKO OMURA