パリの公園でピクニック! ニース名物パン・バーニャのレシピ。

Paris 2020.09.18

最近のパリで、トレンドのひとつといえば“ピクニック・シック”(Pique-nique Chic)。ロックダウンが明けてからというもの、青空の下、開放的な気分で過ごすパリジャンたちでセーヌ川沿いや公園が賑わっている。
気の利いたグッズ、ガストロノミーのレストランが始めたテイクアウトやエピスリーが提案するオリジナルなピクニックセットやBentoも話題に。そこで、パリのピクニック事情を、おすすめのピクニックレシピとともに4回にわたってお届け。
第1回は、マレ地区のピクニック情報と、手軽に作れるサンドウィッチの作り方。

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数あるパリのピクニックおすすめスポットの中から、まず初めに紹介したいのは、マレ地区にあるヴォージュ広場(Place des Vosges)。アンリ4世の命によって造られ、1612年、ルイ13世の時代に完成したパリで最も古い広場で、ルネッサンス様式の美しい館に囲まれ、古くから貴族、政治家、文化人の住まいとされてきた所。現在でもマレ地区の整備に尽力した元文化大臣ジャック・ラングの姿を時折見かける。

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サンマルタン運河を通ってバスティーユまで流れる水をひいた噴水は猛暑のパリを癒やしてくれた。

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ひとり読書する人、家族でトランプする人たちが集う憩いの木陰。

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昼時には近所の住人や働く人たちのランチスペースに。気に入った場所を見つけたら、早速広げて「いただきます!」。

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食後は広場を囲む回廊の散策へ。日本のドラマにも出て来た三ツ星レストラン、ランブロワジー(L’Ambroisie)は、政治家や要人の御用達。

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その先には、かつて貴族の館だったシュリー館(Hôtel de Sully)の入口。中に入ると静か、優雅な設えの庭が。

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さらに回廊を進むとウィンドウに張られたコラージュが素敵。

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途中、サン=タントワーヌ通りへ抜ける門を見ながら……。

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喧噪も無くゆったりとしたカフェへ。この先にあるヴィクトル・ユーゴー記念館は只今工事中。(再オープンは2020年秋予定)

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今日ご紹介するレシピはパン・バーニャ。ニースの代表的なローカルフードで、サラダ・ニソワーズ(ニース風サラダ)の具を挟んだサンドウィッチ。本場では、専用に焼かれた丸型パンか、チャバッタ(Ciabatta)という北イタリア・ロンバルディア地方発祥の、もっちりとした食感の平たいパンが使われる。

パン・バーニャ Pain Bagnat

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<材料 2人分>
パン(バゲット) 2個

<パンの味付け>
ニンニク 1片
トマト 1/2個
オリーブ油 適量

<具材>
茹で卵 2個(スライス)
ツナ缶 1個
フィレアンチョビー 4本(縦半分に細切り)

野菜(すべてスライス)
トマト 1個
キュウリ 1/2個
赤玉ネギ 1/4個
ラディッシュ 4個
ニンジン 1/2本(ピーラーで薄く)

ルッコラ(又はレタス) すべて適量
バジル           ↓
ケッパー
オリーブ(種を除いたもの)

<作り方>
1. パンの横から切り込みを入れ、パンの断面に端を切ったニンニクを擦りつける。トマトも同じく半分に切った断面を塗り付ける。その上にオリーブ油を塗る。好みで塩を振る(分量外)。
2. すべての具材を挟む。

 

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飲み物は、夏の疲れに効くヴェルヴェンヌのお茶を冷やしたもの。デザートには旬のフルーツを。

次回は、ピクニックでこそおいしくて楽しい、アペロレシピをご紹介します!

<PICNIC GUIDE>
ヴォージュ広場周辺の、ピクニックに役立つアドレス紹介。

*ピクニックグッズから、飲料・食料品まですべてが揃う:
Monoprix モノプリ(パリ4区店は公園から徒歩3分)
71, Rue Saint-Antoine 75004 Paris

*焼きたてのバゲットやケーキ:
Paul ポール(パリ4区店モノプリ並び)
89-91, Rue Saint-Antoine 75004 Paris
www.paul.fr/fr

*旬の食材を使った料理をテイクアウト:
Maison Plisson メゾン・プリソン(公園から徒歩8分)
93, Boulevard Beaumarchais 75003 Paris
www.lamaisonplisson.com/fr_FR/shop/products#plats-chauds-boul
ヴォージュ広場 Place des Vosges
Place des Vosges, 75004 Paris
メトロ/Saint-Paul 1番線
SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo

 

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photos et texte : SACHIYO HARADA

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