花に囲まれてお菓子とお茶と。コーデリア・ドゥ・カステラーヌの美しき冒険。
Paris 2024.03.14
ショコラティエのルイ・フーケとイースターコレクションでコラボレートしたコーデリア・ドゥ・カステラーヌ。ルイ・フーケのメインブティックはモンテーニュ大通りにあるが、左岸派のために7区のバック通りにも。偶然にもその通りの14番地に、コーデリアは今年の初めに「Cordelia Coffeef Flower Shop」をオープンした。その名前が示すように、コーヒーショップでもあり花屋でもあり、そしてインテリアグッズも販売する素敵なブティックだ。
最寄駅は地下鉄駅Rue du Bac。オルセー美術館やデパートのボン・マルシェなどの徒歩圏内だ。photos: Mariko Omura
コーデリアはさまざまな場所の室内装飾を手がけている。パリ市内ならセーヌ河沿いレストラン「ラペルーズ」そしてコンコルド広場に面したカフェレストラン「カフェ・ラペルーズ」、フランスの田舎に立つ超高級ホテル「L'Abbaye des Vaux-de-Cernay」などだ。その際にはオリジナルのファブリックもデザインしていて、そのファブリックを使ったランプシェードやクッションなどをこの店で販売。さらに彼女がセレクションしたグラスやちょっとしたオブジェなども。
田舎にいるような気分。パリにいることを忘れさせる寛ぎのあるボヘミアンな雰囲気が店内に漂う。photos: Mariko Omura
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ブティック内、片側はむき出しの石の壁で片側はグリーンにペイントされて花柄のベンチ席が並んでいる。ここを含め、店内には合計20席が。カフェ、ティーに加えて、ヴィエノワズリーやとてもおいしいお菓子を味わえるのも魅力だ。チーズケーキ、マーブルケーキ、レモンケーキ......これらはケータリングやプライベートディナーなどを専門にする「AGAPI」製だ。不定期だけれどAGAPIによるディナーが店内で取れる晩もある。これについてはインスタグラムで日程が発表される。予定が合えば、ぜひこの希少なチャンスを逃さぬように。
AGAPIのオリジナルケーキとともにカフェやティーを。フラワーベースのビオのお茶La Fleur Nueを試してみても......。photo: Mariko Omura
最近、コーヒーなどテイクアウトも可能になった。photos: Mariko Omura
パリ7区という都会の真ん中で、ウィークエンドハウスの温室で寛ぐようにティータイムが楽しめる店内を、季節の花々が芳香で満たしている。縦長の店の奥でブーケを作ってもらうこともできるし、また"その日のブーケ"が用意されているので急いでいる時はそれを買っても......。コーデリアのイニシャルCを生かしたファブリックのトートバッグや、オリジナルのパフュームキャンドルなどは素敵なお土産に良さそうだ。
色鮮やかな季節の花々がとてもチャーミング。photos: Mariko Omura
14, rue du Bac 75007 Paris
営)10:00~19:00
休)月
@cordeliacoffeeflowershoop
@agapi_paris
editing: Mariko Omura