【パリ レストラン】在仏フォトグラファーのお気に入り、日本人シェフが手がけるオーセンティックなレストラン「ALT」。
Paris 2025.10.05
通いたくなるフレンチレストランってどんなところ? 居心地のいい店、魚介がおいしい店、独自のアレンジが光る店......グルメなフィガロファミリーが認めた偏愛アドレスがこちら。
ALT
アー・エル・テー
[ 16区|トロカデロ ]
アンティークに囲まれて、元大使公邸シェフの美食を。
80年の歴史を受け継ぐ空間は、アンティークの食器や家具が醸す温もりがあふれる。
"Voyage dans le Temps(時の旅)"をコンセプトに、往年のパリのエスプリを大切にした店。16区の閑静な住宅街で80年続いたビストロを受け継ぎ、昨年10月に開店しました。ブルキナファソ大使公邸やタイユヴァンで腕を磨いた青井和明シェフが、料理人の妻スンミさんと店を切り盛り。古い道具や家具を生かした統一感のある空間で、オーセンティックなフレンチをゆったりと堪能できるのが魅力です。

村松史郎
フォトグラファー
1989年に渡仏。撮影をフィルムからデジタルに乗り替えて早20年。便利なものが増えても、手作りの料理にかなうものはないと実感する日々。シェフの手の温もりとハートを皿の上に求めてシャッターを切る。@muramatsushiro
香ばしく焼き上げた甲イカは、表面はパリッと、身はしっとりとしたコントラストが絶妙。パルメザンソースが奥深いコクをプラス。「Blanc de Seiche Poêlé, Asperge, Crème Parmesan」14ユーロ
じっくり火入れした仔羊は、柔らかく、噛むたびにあふれる肉汁が豊潤。「Selle d'Agneau Rôti, Jus au Romarin, Purée de Céleri」28ユーロ
アー・エル・テー
25, rue le Sueur 75116
01-45-00-13-05
ⓂARGENTINE
営)12:00~14:00最終入店、19:00~21:00L.O.
休)日、水
要予約
@restaurantalt.paris
★Google Map
●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋
photography: Shiro Muramatsu, Ayumi Shino, Taisuke Yoshida text: Chiaki Mitomi, Sakurako Uozumi, Masae Takata (Paris Office), Aya Ito