【パリ ビストロ】ブルターニュからの生牡蠣といえば! 在仏30年のジャーナリストが通うパリの名店「レカイエ・デュ・ビストロ」。
Paris 2025.10.05
通いたくなるフレンチレストランってどんなところ? 居心地のいい店、魚介がおいしい店、独自のアレンジが光る店......グルメなフィガロファミリーが認めた偏愛アドレスがこちら。
L'Ecailler du Bistrot
レカイエ・デュ・ビストロ
[ 11区|シャロンヌ ]
ブルターニュから毎日直送! パリで生牡蠣といえば、の名店。
「レカイエ(牡蠣開け職人)」という名のとおり、パリを代表する牡蠣の名店。
ビストロ・ポール・ベールといえば、料理人やワイン生産者たちが絶大な信頼を寄せる店。そのオーナーの妻グエナエル夫人が切り盛りするレストランが、隣接するこちらの店。スペシャリテは牡蠣。夫人は、著名な牡蠣生産者であるカドレ家の5代目。春夏秋冬を問わず、毎日地元ブルターニュから牡蠣が直送されるので新鮮度はピカイチ。生牡蠣を食べるなら、迷わずこの店を薦めたいです。

伊藤 文
ジャーナリスト、翻訳家
在仏30年。パリらしいストーリーが生まれるカウンターのある店が大好きで、神出鬼没。仕事のあとにサクッと寄って、おいしいワインを1杯引っ掛ける日常。著書に『パリ、カウンターでごはん』(誠文堂新光社刊)などがある。
牡蠣は、ひと皿6個から注文できる。ヘーゼルナッツのような濃厚な味わいと締まった身が特徴のヨーロッパ原産「Plates du Belon」(左)、磯の香りが芳醇で、つるんとした食感の「Spéciales Perles Noires」(右)。各種6個で22ユーロ
魚介類もすべて毎日直送。新鮮なオマールブルーをキュウリや葉野菜と挟んだサンドウィッチ「Club Sandwich au Homard Bleu」28ユーロ
レカイエ・デュ・ビストロ
22, rue Paul Bert 75011
01-43-72-76-77
ⓂFAIDHERBE-CHALIGNY、CHARONNE
営)12:00~14:30L.O.、19:30~23:30L.O.
休)日、月
要予約
https://lecaillerdubistrot.fr/
★Google Map
●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋
photography: Shiro Muramatsu, Ayumi Shino, Taisuke Yoshida text: Chiaki Mitomi, Sakurako Uozumi, Masae Takata (Paris Office), Aya Ito