【パリ エスニック料理】イスラエル料理の認知度を高めた「アドラバ」、シェフが贈るクリエイティブなレヴァント料理。

Paris 2025.10.06

さまざまな人種が入り交じるヨーロッパの大都市は、多国籍な味を楽しむのにもってこい。フランスから近い中東、アフリカなど、彼の地の料理をおしゃれにアレンジした逸品を狙って。


Adraba
アドラバ
[ 18区|モンマルトル ]

エルサレム出身シェフがレヴァント料理にフォーカス。

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シックかつノスタルジックな雰囲気漂う店内。©Adraba

トルコやレバノン、イスラエル、エジプトを含む地中海東部沿岸地方、レヴァントの奥深い料理を楽しめる。シェフはエルサレム出身で、パリでイスラエル料理の認知度を高めたレストラン、バラガンの元スーシェフ。肉や魚介、旬の野菜などを炭火で焼き上げ、フェヌグリーク風味のすましバター、イラクの発酵マンゴーやトルコのクルミ入りスパイスといったコクや酸味を操って、よりクリエイティブに昇華させている。

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スモークしたジャガイモと玉ネギ、チャイブを包んだユダヤ系のラビオリに、中東のスパイス、フェヌグリークを加えたバターソースをかけた「Kreplach: Pomme de Terre Carbonisé, Hilbe, Crumble de Roscoff, Yahourt, Aneth」21ユーロ。ナスを詰めたトルコ風のラビオリも提供している。

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フェヌグリークとバターで煮たムール貝、煮詰めたザクロ風味のチキンブイヨン、乾燥ヨーグルトなどをかけた仔羊肉のカルパッチョ「Filet d'Agneau, Jus de Citron」22ユーロ

Adraba
アドラバ
40, rue Véron 75018
07-83-57-38-99
ⓂABBESSES、BLANCHE
営)19:00~23:00L.O.(日~木)、19:00~23:30L.O.(金、土)
無休
要予約
https://www.adraba-paris.com/

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●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋

photography: Shiro Muramatsu text: Chiaki Mitomi, Sakurako Uozumi

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