【パリ エスニック料理】小腹がすいたら立ち寄りたい「タヴェルナ」。小皿で楽しむ、新鮮なギリシャの味。
Paris 2025.10.06
さまざまな人種が入り交じるヨーロッパの大都市は、多国籍な味を楽しむのにもってこい。フランスから近い中東、アフリカなど、彼の地の料理をおしゃれにアレンジした逸品を狙って。
Taverna
タヴェルナ
[ 11区|バスティーユ ]
小皿で楽しむ、ギリシャの爽やかな味。
中央に大テーブルを置いた2階。シルバーのテーブルにギリシャ出身の画家アレコス・ファシアノスのリトグラフ、1970年代のアーティストの椅子と、細部までオーナー夫妻のセンスがあふれる。キュートなトイレも要チェック。1階はオープンキッチンとカウンター席がある。
ギリシャ&キプロス料理の専門店。リコッタチーズとフェタチーズを詰めたピキロス(赤ピーマン)、パンにトマトとフェタチーズをのせたダコス、エビとフェタチーズをトマトで煮たサガナキなど、地中海を彷彿させる新鮮な料理を小皿で提供。入荷に応じて調理する魚料理も評判だ。シェフ自ら描いたロゴ、アテネから持ち帰った食器、刺繍の布をアレンジしたランプと、ミニマルなインテリアの中に家庭的な空気が流れる。
米とハーブをブドウの葉で包んだギリシャの伝統料理ドルマデス「Dolmades」11ユーロ。ユズコショウを合わせたオリーブオイルをかけるのがタヴェルナ流。
キュウリとズッキーニをギリシャヨーグルトと和えたザジキは、サービス直前にオリーブオイルとオレガノをふって香りを立たせる。「Tzatziki」12ユーロ。ピタパンと一緒に。
タヴェルナ
56, rue Amelot 75011
06-34-40-09-58
ⓂST SÉBASTIEN‒FROISSART
営)18:00~22:00L.O.
休)日、月
要予約
@taverna.paris
★Google Map
●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋
photography: Shiro Muramatsu text: Chiaki Mitomi, Sakurako Uozumi