エッフェル塔が目の前! レストランのフレームで思い出に残る食事を。
Paris 2025.11.28
エッフェル塔の中にもレストランはあるけれど、そこにいってしまうと鉄の貴婦人と呼ばれる美しい姿は見られない。塔の近くにホテルPullman Paris Tour Eiffel(プルマン・パリ・トゥール・エッフェル)があり、その地上階を占めるレストランのFrame(フレーム)では巨大に聳えるエッフェ塔を眺めながら食事をすることができる。ホテル内といっても、通りに面して独立したエントランスがあり、宿泊客以外にも開かれているレストランだ。

フレームでの食事は、パリ旅行でエッフェル塔を見学するひとつの方法だ。photography: 左 Mariko Omura、右 Studiofengari
この立地だと観光客相手の店をイメージしがちだけれど、フレームは素材も味も良いので知っておく価値がある。シェフを昨年末から務めるのはアレクサンドル・ウィロームで、世界各地から集まる食事客を満足させるメニューはなかなかユニーク。選ぶのが難しいほど魅力的だ。シーザーサラダとバーガーがあるのは、いかにもホテルのブラッスリーらしい。前菜とメインは和風もあればイタリアン風も、というようにクリエイティブなフュージョン料理をイメージすればいいだろうか。いまの季節は前菜にはご飯ではなく火を通したポロネギを海苔で巻いたMAKI、グリーンカレー味の栗のポタージュ......メインでは超フレンチクラシックの牛肉の煮込み、帆立貝を添えたイカスミのパスタ、きのこの温かい蕎麦など。日本のデパートのお好み食堂のようなワクワク感も味わえる。

ホテルの一階にあるフレームのレストランでランチ、ディナーを。ラウンジは12時~22時30分の営業だ。photography: Studiofengari

シェフのアレクサンドル・ウィレーム。ヴェジタリアンの彼は野菜、海の幸を素材にして多くの料理をクリエイト。肉はフランス産でアニマルウェルフェア業者からという拘りがある。photography: Studiofengari

どの料理も程よいボリュームで、メイン素材と野菜のバランスが良く驚くほどの軽やかさがある。photography: Studiofengari
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毎時点滅するエッフェル塔の効果だろうか、ハッピーな気分に満ちたレストランである。バースデーディナーにやってくる客も少なくない。バースデーガール、バースデーボーイを祝福するテーブルにはスタッフがケーキと卓上花火をサービスし、レストラン中の客の拍手がおくって思い出作りに参加するのだ。最近は週末のブランチが流行りのパリで、フレームでも毎週日曜日は12時30分から15時にブランチが楽しめる。季節がよくなれば、エッフェル塔がより間近なテラス席へ!

ブランチは1名75ユーロ。

ビュッフェの内容はとても豊富。シェフのライブクッキングによる出来立ての料理も味わえる。photography: Studiofengari
Pullman Paris Tour Eiffel
22, rue Jean Rey
75015 Paris
営)レストラン 12:00~14:00、19:00~22:00、サンデーブランチ 12:30~15:00、ラウンジ 12:00~22:30
無休
https://www.framebrasserie.fr
@framebrasserie
★Google Map
editing: Mariko Omura







