ランコムのカフェ・ドゥ・ラ・ローズで限定パティスリーを。
Paris 2025.12.01
シャンゼリゼ大通り52番地、ランコムのブティックの一階のエントランス部分にカフェ・ドゥ・ラ・ローズがある。毎日営業で、水曜から日曜には大通りにもテラス席が設けられる。このカフェではニナ・メタイエに継いで、パティスリーの世界チャンピオンでルノートルで2022年からシェフパティシエを務めるエティエンヌ・ルロワがクリエイトするパティスリーが味わえるようになった。世界中、このカフェだけのお楽しみだ。

繊細な花弁にうっとりさせられるローズ・アゴラ。シェフのエティエンヌ・ルロワが手にしている淡い色のローズ・アゴラは桃とライチの春夏バージョンだ。
カフェ・ドゥ・ラ・ローズのシグネチャーパティスリーは、シェフがランコムの魂をパティスリーに置き換えたRose Agora(ローズ・アゴラ)。繊細な花弁が想起させるのは、ブランドの象徴であるローズ、香りの力強さ、季節の感情だ。アーモンドビスケットに洋ナシとライチのコンフィが乗り、それをローズウォーター風味のバニラムースとホワイトチョコレートの花弁が飾る。洋ナシとライチはいまの季節の味で、春夏は桃とライチに変わるそうだ。そしてもうひとつカフェ限定の味はチーズケーキ。薔薇の花弁が飾られているのが、いかにもランコムらしい。カフェではさらにチョコレート味の「Feuille d'Automne」、軽いクリームの「Framboise à l'extrait de Verveine」というルノートルのふたつのパティスリーも選べる。

手前のローズ・アゴラと左のチーズケーキがカフェ・ドゥ・ラ・ローズの限定パティスリー。後方がルノートルの人気2点。カフェではマカロンも味わえる。
そして12月1日から31日までは、ルノートルの今年の3種のビュッシュ・ドゥ・ノエルの一人用ビュッシェットも。ランコムの建物が面するシャンゼリゼ大通りでは、1月初旬まで毎日17時から24時(金、土は~25時)まで美しく輝くイルミネーションが楽しめる。カフェ・ドゥ・ラ・ローズで甘いティータイムを過ごし、冬の風物詩を目で味わって素敵なパリの思い出にしよう。

ルノートルのビュッシュ・ドゥ・ノエル。Souvenir d'enfance(子供時代の思い出)、Nuit de Fête(祭りの夜)、Agrumes(柑橘類)の3種。

雨の夜でも美しい、シャンゼリゼ大通りのイルミネーション。photography: Mariko Omura
Lancôme
52, avenue des Champs Elysées
75008 Paris
営)13:00~22:00
休)館内はなし、テラス席は月、火
@lancomeofficial
★Google Map
editing: Mariko Omura







