ボン・マルシェとグランド・エピスリーで、心浮き立つノエルのお買い物。

Paris 2025.12.11

パリ中にクリスマス気分が溢れる12月。左岸では、デパートのLe Bon Marché(ル・ボン・マルシェ)にノエルの買い物客が次から次へと吸い込まれてゆく。100匹近い動物たちが跳ね回るノエルのアニメーションが可愛らしい、通りに面したウィンドウへとまず足を運ぶのは、子ども連れの買い物客だ。

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セーヴル通りに面したウィンドウの中で動物たちが繰り広げるクリスマス・アニメーション。小さな子どもたちが近づけるように台が設けられている。

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左はウサギのニット工房、右はウサギのキャロット・エピスリー。

館内いたるところにクリスマス・シーズンならではのワクワク感と温かみに溢れ、それでいて"パリの左岸の"デパートらしくシックなノエルの装飾が施されている。吹き抜けの中央で目を奪うのは、屋根に雪を積もらせ、室内に明かりが灯された何軒もの山小屋が軒を連ねる、といったパリにいることを忘れさせる景色だ。寒い地方の小さな村を旅する気分にショッピング欲が刺激されてしまうのも、仕方ない!


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アンドレ・プットマンのデザインによる有名なXエスカレーターが山小屋に変身して買い物客をノエルの世界に。©LBM PMUSELLEC

本館3階で12月24日まで展開されるのは、クリススツリーのオーナメントを集めた売り場だ。ボン・マルシェのオリジナルも含めて、素材もタイプも様々。2025年12月のパリ旅行の思い出にひとつ買ってみるものいいだろう。

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3階のクリスマス・オーナメントの売り場。モチーフ、素材のセレクションがとても豊富だ。オリジナルは1個15ユーロ〜。photography: Mariko Omura(右)

あらゆるジャンルの品が見つかるのがデパートの良いところ。いまの時期、地上階の2箇所で展開されているクリスマスマーケットにはその魅力が凝縮され、大人用、子ども用、さらに犬猫用のギフト探しが楽しめる。バッグやアクセサリーといったモード系もいいけれど、雑貨系の豊富なセレクションが嬉しいマーケットだ。キッチンなど食卓関連のギフトは、食料品館のラ・グランド・エピスリーの2~3階で見つけよう。

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一階のクリスマス・マーケット。 ©LBM PMUSELLEC

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クリスマスプレゼントにも、自分用のパリ土産にも欲しくなる商品がマーケットに溢れている。左のパジャマ「サーカス」は82ユーロ。

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大勢が足を止めて、にっこりと手に取るフォークロアの室内ばきやミトン。

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左:日頃ボン・マルシェでは扱わないブランドのジュエリーもマーケットに登場。 右:1774年創業のメゾンL.T. Piverは香水好きに喜ばれそう。

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左:Café Verletのコーナーで一休み。カフェを味わい、おなじみのフルーツのコンフィとBrigitte Tanakaとのコラボレーションによるオーガンジーの袋を買う! 右:ボン・マルシェ×キャラクターBarbeapapaの1,000ピース・パズル。photography: Mariko Omura(左)

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アール・ド・ターブルのファンへ。一枚あればクリスマス気分が味わえるPOPOLOのプレート(24ユーロ)や、ガラス製の繊細な花のナプキンリングを。photography: Mariko Omura(右)

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左:ノエルのパッケージングのデザインを生かしたトートバッグ、スノーボールなども販売。 右:パーソナライズが人気の時代。例えば一枚の思い出の写真を大きなポスター(50×70cm 139ユーロ〜)に。photography: Mariko Omura(左)

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ビューティーの売り場はニッチなブランドの宝庫。

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最後にたっぷりと時間を取りたいのは、グランド・エピスリーでのお買い物。売り場を歩けば、フランスの珍味、世界各地の特産品などがおいしそうに誘いかけてくる。クリスマスの食卓、そして大晦日の食卓に味覚の華やぎをもたらす美味をあれこれ調達したくなるはず。

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甘いポップアップを開催中。バスク地方の銘菓、メゾン・アダムのマカロン(左)は12月24日まで。リヨンに1917年に生まれたショコラティエPalomaのチョコレートは12月12日まで。

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左:ミニクッキーを詰めたMaison DVのノエルボックス。 右:熊のマシュマロは数々あれど、ポウにノックアウトされるQuentin Baillyがチャーミングだ。

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左:オリジナルのコインチョコレート、5.90ユーロ。 右:フランスの街モントーバンに1880年に生まれたショコラティエPécouを味えるチャンス。

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グランド・エピスリーのシェフたちが腕を振るったクリエイションから。左はパンの売り場から、中がプラリネの山小屋パン。1個 8.90ユーロ。右は最近多くのレストランでリバイバルしているPithivier(ピティヴィエ)。これはビーフ&フォアグラで6名用69ユーロ。

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シェフ・パティシエのティボー・ルロワによるノエルのクリエイションはミルクチョコレートの山小屋だ。雪だるま、もみの木など冬の風物詩が配されている。6〜8名用と1人用の2バージョンがある。12月31日まで。

Le Bon Marché
24, rue de Sèvres
75007 Paris
営)10:00~19:45(月~土)、11:00~19:45(日)
無休
https://www.lebonmarche.com/fr
@lebonmarcherivegauche

Google Map

La Grande Epicerie du Bon Marché
38, rue de Sèvres
75007 Paris
営)8:30~21:00(月~土)、10:00~20:00
無休
https://www.lagrandeepicerie.com/fr
@lagrandeepicerie

Google Map

editing: Mariko Omura

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