カクテルブームのパリ、1925年生まれの「シャンゼリゼ」が復活!
Paris 2025.12.14
最近発表された2025年度の世界観光都市の人気ランキングによると、5年連続でパリが1位。そのパリで必ず観光客が訪れるのは、シャンゼリゼ大通りだろう。その大通りの名を冠したカクテルが存在したことを覚えている人はどれだけいるか......何しろ誕生を1925年と100年も前に遡るのだから。このカクテルの作者は1920年に名声を博した英国人バーマンのハリー・クラドック。フランスの観光地シャンゼリゼと命名したのは、リキュールのシャルトルーズとコニャックというフランス産のスピリッツが2種ミックスされているからだそうだ。

「カクテル シャンゼリゼ 1925」。ヘネシーによるオリジナルレシピは、ヘネシー・ヴェリー・スペシャル(コニャック) 4.5cl、イエロー・シャルトルーズ 1.5cl、フレッシュ・レモンジュース 2cl、アンゴスチュラビター1ダッシュ、レモン・ツイスト1片。(※1clは10cc)狂乱の20年代が、酸味と苦味を利かせたリッチなカクテルで表現されている。
1925年生まれとされるこのカクテルの誕生100周年を祝って、シャンゼリゼ大通り委員会は、この忘れられた味を復活することにした。オリジナルレシピの「カクテル シャンゼリゼ 1925」だけでなく、新たな2つのクリエイションが加わり3種でのリバイバルである。2つのうちひとつは大胆な再解釈による「カクテル シャンゼリゼ 2.0」、もうひとつはアルコール・フリーの「モクテル シャンゼリゼ」。メゾン・ヘネシーのミクソローグデアンバサダーのアダマ・バロによるクリエイションだ。モクテルには煎じたタイム、ハニー、ジンジャーの組み合わせでシャルトルーズの味わいに近づけている。今後、シャンゼリゼ大通りと界隈の12軒のレストラン、ブラッスリー、バーなどで味わえることになっている。

「カクテル シャンゼリゼ 2.0」ヘネシーによるコンテンポラリーバージョンは、ヘネシー・ヴェリー・スペシャル(コニャック) 4cl、イエロー・シャルトルーズ 1cl、アプリコット・リキュール 1.5cl、ヴェルジュ 2cl、ペイショーズ・ビター1ダッシュ。花とフルーツで現代的に。
クリスマス・シーズンのいま、イルミネーション輝くシャンゼリゼ大通りを散歩し、カクテルかモクテルを味わってみるのはどうだろうか。夢のパリの夢のカクテルで、ほんのり頬を上気させて......。「カクテル・シャンゼリゼ」を味わえる店14軒は次の通り。なおカクテルの復活は最近のことなので、まだメニューに載せていない店もある。入店前に確認を。

日没後、大通りの輝くイルミネーションの中を散歩。photography: Mariko Omura

14軒のうちの1軒、Flora Danica(142 Av. des Champs-Élysées)。ノンストップ営業のテラス席で「カクテル シャンゼリゼ」(16.50ユーロ)を。1925年のオリジナルではなくスミレの花を浮かべる2015年バージョンが味わえる。なおこの店では、ペイショーズビターではなく1925年バージョンのアンゴスチュラ・ビターを使用。photography: Mariko Omura
Hôtel La Clef Champs-Elysées(46, rue de Bassano)
Hôtel Lancaster × Copper Bay Lancaster(7, rue de Berri)
Hôtel Marriott Champs-Elysées Paris(70, av. des Champs-Élysées)
Miss Ko(49-51, av. George V)
Hôtel Napoléon(40, av. de Friedland)
Hôtel Prince de Galles(33, av. George V)
Brasserie Fouquet's Paris(99, av. des Champs-Élysées)
Pavillon Ledoyen(8, av. Dutuit)
Publicis Le Drugstore(133, av. des Champs-Elysées)
Théâtre du Lido(116 bis, av. des Champs-Élysées)
The Peninsula Paris(19,av. Kléber)
Hôtel Warwick Champs-Elysées Paris(5, rue de Berri)
L'Hôtel du Collectionneur(51-57, rue de Courcelles)
editing: Mariko Omura






