パリでアペロするならここ! フィガロ編集部厳選のワインバー&バー6軒。

Paris 2025.10.10

パリ滞在中の最大のお楽しみがグルメ。朝食の新名所や、自慢の逸品が待つランチスポット、ご近所カフェにアペロアドレスまで! パリジェンヌ気分でグルメシティをとことん味わって。


avec Vin

1
Le Petit Sommelier Bar à Vin
ル・プティ・ソムリエバー・ア・ヴァン
[ 14区|モンパルナス ]

ナチュラルからグランヴァンまで、豊富なラインナップが自慢。

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カウンター席でソムリエと話しながら飲んでもよし、奥の席で友だちとゆっくり味わってもいい。

ワインの品揃えに定評があるモンパルナス駅近くのビストロがワインバーをオープン。ボトル1本8ユーロの手頃なワインからナチュラルワイン、いま注目のオレンジワイン、希少なグランヴァンまで幅広い約300種を扱い、グラスワインも11種。牡蠣、チーズ、ブフ・ブルギニョンなど、おつまみはビストロから届く本格派だ。地下のカーヴではワインに囲まれながら飲むこともできる。新たなワイン発見の場になりそう。

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レモンピールとオリーブオイルをかけて提供する自家製のイクラのペースト、タラマ「Tarama d' OEufs de Cabillaud」7ユーロ

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豚肉とアプリコット、ピスタチオ入りのパテ「Pâté en Croûte」9.50ユーロ

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左:赤いベリーの心地いい酸味が広がる、ブルゴーニュのコート・ドールの赤「Domaine Jean Guiton/Bourgogne Côte d'Or Pinot Noir 2022」グラス10ユーロ 右:澱に接触させながら貯蔵するシュール・リー製法で16カ月間熟成させたロワール地方のミュスカデで造る白ワインは、ミネラルが豊富で牡蠣にぴったり。「Jo Landron/Muscade Saine et Maine《 La Louvetrie 》」グラス8ユーロ

Le Petit Sommelier Bar à Vin
ル・プティ・ソムリエバー・ア・ヴァン
39, rue Daguerre 75014
06-26-45-20-28
ⓂDENFERT-ROCHEREAU
営)12:00~21:00
休)日、月
https://www.lepetitsommelierdeparis.com/

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2
Folderol
フォルドゥロル
[ 11区|オベルカンフ ]

一日を締めくくる、ワインとアイスクリーム。

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オープンから夜まで常に賑わう店内。食後のデザートとしてアイスクリームを食べに立ち寄る人も。夏はテラス席も登場する。

ワイン&アイスクリーム専門店というユニークな店。オーナーである1ツ星レストラン、リグマロールのシェフが、造り手の個性が反映されたワインをソムリエとともにチョイス。自然派を中心に約700種をラインナップする。アイスクリームはバニラ、チョコレート、オリーブオイルの定番3種と季節のフレーバー。両者のペアリングは提案していないが、甘党派もワイン派も満足できる一軒だ。

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店ではチーズやアンチョビなど軽いつまみを用意。イタリアの生ハム、カポコッロとソーセージ、フィノッキオーナの盛り合わせ「Les Deux」13ユーロ

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左:シラーを中心にグルナッシュやミュスカなどをブレンドした仏南部カタロニア地方の赤ワイン「Domaine YoYo/La Louve Noire 2022」グラス9ユーロ 右:ドライでありながらフローラルな香りを伴ったアルザス地方グラン・クリュのリースリング「Domaine Lissner/Riesling Altenberg de Wolxheim 2020」ボトル60ユーロ

Folderol
フォルドゥロル
10, rue du Grand Prieuré 75011
01-43-55-02-57
ⓂOBERKAMPF
営)16:00~23:00
休)月、火
https://www.folderol.fr/

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Café les Deux Gares
カフェ・レ・ドゥ・ギャール
[ 10区|北駅・東駅 ]

駅近ならではの風景と、ナチュラルワインを楽しむ。

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ワインバーの営業は15時から19時。特等席はカウンター。

パリ東駅の隣に立つ人気レストランが、アイドルタイムを活用し、ワインバーとして営業。約100種を揃えるワインはすべて自然派で、旬の生産者や入荷したばかりのワインを提供する。グラスワインは赤、白、ロゼまたはオレンジを1種類ずつ用意。暖かくなったらぜひテラス席へ。歩行者専用の道路に面しているので静かで、駅と線路が見える"駅近"ならではの眺めもおもしろい。

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レストランのシェフが作るオレンジのペーストを添え、オリーブオイルをかけたフェタチーズ「Féta, Condiment Orange, Huile d'Olive」9ユーロ

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左:ワイン名の「現金に手を出すな」はフランス映画のタイトルから。ラングドック地方の赤ワインでサンソーとグルナッシュ・ノワールのブレンド「Monsieur Petit/Touche pas au Grisbi」グラス7ユーロ 右:果実味が際立つ、ローヌのシラーとサンソーで造られる赤のペティアン「Rémi & Patricia Bonneton/Pétillant Méandres 2021」グラス8ユーロ

Café les Deux Gares
カフェ・レ・ドゥ・ギャール
1, rue des Deux Gares 75010
01-40-38-17-05
ⓂGARE DE L'EST
営)9:00~24:00(月~金)、10:00~24:00(土)
休)日
@cafelesdeuxgares

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avec Cocktail

1
Bar Nouveau
バー・ヌーボー
[ 3区|マレ ]

アールヌーボーな空間で、名バーデンダーのカクテルを。

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アールヌーボーのモチーフに包まれた店内。スタッフのレトロな制服にも注目!

カウンター10席、カクテル6種のみというミニマルなバーはアールヌーボーがテーマ。オーナーは2022年のミクソロジー大会チャンピオンとパリのバー、リトル・レッド・ドアの元バーマン、と聞けば評判も納得だ。バニラ風味を加えたマルティーニ、カカオの蒸留酒と炭酸水で作るハイボールなど、クラシックのアレンジからオリジナルの一杯までカクテルの楽しさとおいしさが再発見できる。

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セロリ風味のオー・ド・ヴィ、ウィスキー、ブドウの搾りかすを蒸留して造るマールをミックスした「Gustave」14ユーロ。クリムトの代表作『接吻』をイメージして金箔と花を飾った。

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左:ジンや生クリームをベースにした歴史あるカクテルを、ウォッカとヨーグルト、スモーキーなウィスキーでアレンジした「Ramos」13ユーロ。ベルベットのようななめらかな舌ざわり。 右:マーテルのコニャックにブドウを搾った酸味のある調味料ヴェルジュと砂糖を加えた「Fine à l'Eau」12ユーロ。すっきりと心地いい甘い余韻が残る。

Bar Nouveau
バー・ヌーボー
5, rue des Haudriettes 75003
ⓂRAMBUTEAU
営)15:00~翌1:00
無休
@bar_nouveau_

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Boudoir des Muses
ブドワール・デ・ミューズ
[ 3区|北マレ ]

元修道院だった建物が、ミステリアスなバーに変身。

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女神をイメージしたミステリアスな空気が漂うバー。

1807年まで劇場、その後は修道院の一部だったという歴史ある建物を改装し、2024年9月にオープンしたホテル内のバー。「女神の小部屋」いう店名どおり、ヤシの木や蛇のモチーフがエデンの園を想起させ、「神々しい愛」「悪の華」といったミステリアスな名のカクテルがサーブされる。飲む直前に香りのスプレーや真っ赤なワインを注ぐ、粋な演出とともにミステリアスな雰囲気に浸りたい。

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香水瓶に潜ませた塩バターとウォッカをサーブ直前にスプレーして完成。ウォッカ、コーヒー、砂糖のシロップのカクテル「La Religieuse du Calvaire」18ユーロ

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シリアルのトーストに軽く焦がしたアボカド、ビーツのチップスを重ねた「La Fleur d'Avocats」19ユーロ

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ズッキーニとリコッタチーズのクリームにニンニク風味のゼリー、ソテーしたエビをタルト生地にのせたミニタルト「La Tartelette Séduisante」21ユーロ

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カルバドスにリンゴのシロップやシードル、レモン、ろ過して透明にした牛乳をミックス。直前に注ぐ赤ワインが妖しく光る。すっきりとした後味のカクテル「Les Larmes d'Antoinette」18ユーロ

Boudoir des Muses
ブドワール・デ・ミューズ
Boudoir des Muses, 6, rue de Saintonge 75003
01-87-58-08-08
ⓂST SÉBASTIEN-FROISSART
営)17:00~23:30
無休
https://www.boudoirdesmuses.com/bar-a-cocktails/

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3
Bar des Maillets d'Argent
バー・デ・マイエ・ダルジャン
[ 5区|カルチエ・ラタン ]

グランメゾンが手がける、大人の遊び場。

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1930年代の雰囲気が広がる店内。ポロ愛好者だった前オーナーにちなみ、実際に使っていたマイエ(スティック)や関連グッズが飾られる。

鴨料理で世界的に知られるセーヌ河畔のレストラン、トゥール・ダルジャンの地上階にあるバー。ワインからシャンパーニュ、ウィスキー、ラムまであらゆるアルコールが揃う。前オーナーにちなんだグッズや写真が飾られた店内で、レストランを訪れた著名人にインスピレーションを得た「ベルモンド」「マッカートニー」といった正統派カクテルを味わえば、由緒あるレストランの歴史が感じられるはず。

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トゥール・ダルジャンのシェフが手がけたタルタルソースを添えたマトウダイのフライ「Goujonnettes de Saint-Pierre, Sauce Tartare」20ユーロ

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左:コニャックに蕎麦の実とカルダモンで香り付けしたソーダ、アプリコットの蒸留酒などを合わせた香ばしいカクテル「Terre d'Argent」25ユーロ 右:伝統あるブランド、カミュのコニャックとシェリー酒のフィノ・ライナに甘味のある海苔のシロップを組み合わせた「Noré」25ユーロ

Bar des Maillets d'Argent
バー・デ・マイエ・ダルジャン
15, quai de la Tournelle 75005
01-40-46-71-25
ⓂPONT MARIE、MAUBERT-MUTUALITÉ
営)9:00~翌1:00
https://tourdargent.com/le-bar-des-maillets-dargent/

Google Map

●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋

photography: Shiro Muramatsu text: Chiaki Mitomi

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