ボタン、指抜き......クチュールにインスパイアされたピエール・マルコリーニのイースター。
Paris 2026.01.31
いよいよこれからバレンタインデーのチョコレート探し!というタイミングで、今年で日本上陸25周年を祝うベルギー王室御用達のショコラティエであるピエール・マルコリーニは早くもイースターのコレクションを発表した。会場に選んだのは、ガリエラ宮パリ市立モード美術館。いま、ここではオートクチュールを支える手仕事にフォーカスを置いた『織る、刺繍する、高める』展が開催中だ。この復活祭のチョコレート・コレクションについてマルコリーニは、「手仕事の厳格さと創造における自由の間で、2026年のイースターを味覚とエレガンスの本当のショーにしたいと願ったのです。美学が感動とおいしいものに出会うディテールの芸術を、それぞれの卵、それぞれの一口が祝福します」と語っている。

パリ16区のガリエラ宮パリ市立モード美術館で発表されたピエール・マルコリーニのイースターコレクション。photography: Mariko Omura
メインピースは「ウフ・クチュール」。クチュールのアトリエのお針子さんたちの指から生まれる仕事へのオマージュだ。卵型のチョコレート、その中には"フリチュール"と呼ばれる小さなチョコレートが隠されている。ボタンと指抜きという、いかにもクチュールのアトリエを思わせるフォルムだ。コレクションの主役は「ウフ・オートクチュールXL」。巨大な卵を頂く台の下の2段の引き出しを開けると、ドレープが施されたカラフルな小さな卵やボタンなどが現れて、オートクチュールの夢がひらくよう。嬉しいことに、ボタンと指抜き型のチョコレートだけのボックスも用意されている。

左:ウフ・クチュールは中にフリチュール6個を詰めたMサイズ(29ユーロ)と12個を詰めたLサイズ(45ユーロ)の2種。それぞれミルクチョコレート(上の飾りボタンがピンク)、ブラックチョコレート(上の飾りボタンが黄色)がある。 右:指貫とボタンと卵の セットは21個入り(14.90ユーロ)と30個入り(29.90ユーロ)。

クチュール・コレクションのメインピース。エクアトゥールとサン・トメそしてプリンシペのカカオがベースのブラックチョコレート。引き出しにはウフ・ドラペとボタン&指抜きなどのクチュールが収められている。

左:クチュールドレスのように繊細なドレープをまとったウフ・ドラペはピーカン、ピスタチオなど6種のプラリネ。12個入り、24個入りがある。 右:針と糸がコレクションのロゴ。黄色いボックスがチャーミングだ。

左:個別包装の卵はエッグ・ハンティングに最適。5個入り、11ユーロ。9個入り、16.50ユーロ。 右:卵型のブーシェ。ブラックチョコレートはキャラメル・ブール・サレ、ミルクチョコレーとはプラリネ・ノワゼット。各6.50ユーロ。
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オートクチュールのクリエイションにまつわるテクスチャーやボリュームを、マルコリーニがパティスリーで表現したのは、Kumo Passion(クモ・パッション)だ。今回のコレクションのアイコン的なメジャーモチーフが描かれた薄い円盤型のチョコレートの下に、ビスキュイ・ダコワーズが。そしてその中にはパッションフルーツの酸味が心地よい後味をのこす軽いクリーム。おいしさとふんわり食感に惹かれて、幾つでも食べられそう、という危険も詰め込まれているのでご用心。

パティスリーのクモ・パッション。4ユーロ。
このコレクションの贈答のために、素敵な包装もマルコリーには提案している。それはクチュールのアトリエで用いられるトワル地のようなキャラコのポシェットだ。お針子さんたちが首にいつもかけている黄色いメジャーを模したリボンでキュッと縛られたポシェットを開くと、中からボタンや指ぬきのチョコレートが出てくる! 受け取った人の顔に笑みが!と想像するだけで心が弾む。発売はブティックとオンラインショップで2月20日から。

ポシェットは2サイズ。
89 , rue de Seine
75006 Paris
営)11:00~19:00(月)、10:30~19:00(火~金)、10:30~19:30(土)、11:00~18:00(日)
無休
https://eu.marcolini.com/en/
@pierremarcolini
★Google Map
editing: Mariko Omura






