
ワルシャワ国立フィルと牛田智大が共演☆
先日サントリーホールで開催されたワルシャワ国立フィルとピアニストの牛田智大さん共演によるコンサート『アンナ・スウコフスカ-ミゴン指揮 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団/ピアノ:牛田智大』を鑑賞してきました。
すっかり通い慣れてきた感のサントリーホールです。
開演時間になると、流れてくるこのメロディ♬
ホール正面入口の上壁にパイプオルゴールが仕込まれているのですが、こちらが開場時になると(正午にも開くらしい)、壁が開いてぶどう畑の番人を表わした老人と少年の人形がオルゴールを回してメロディーを奏でます。
このオルゴールは、大ホールに設置されたオルガンと同じ素材で作られた37本のパイプから生まれる音なのだそう。
この日の演目は、「ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11」と「ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68」。
普段どうしてもクラシックコンサートでは、一瞬意識が遠のき眠くなる瞬間があるのですが、今回はそんな瞬間は1秒もありませんでした。
というのも幸運にも前から3列目という席で、ピアニスト牛田さんの手が丸見え。
彼の息遣い、流れる汗も間近に見ながら、魔法のように動く美しい指の動きから目が離せまんでした。
こんなに全集中で、真正面から全身に浴びるような感覚で音を近くに感じ、まるで自分が弾いてるかのような緊張感も持って鑑賞したのは初めてかも!?
思わず手汗をかいてしまうほど。
専門的なことは語られませんが、心に沁みる繊細な音色はキラキラと響く感じで、私の頭の中に広がったのは夏の夜空の星々でした。
ちょっと幻想的でもありました。
とにかくまだお若い牛田さん、これからが期待される方なのだと思います。
そして後半、オーケストラによるブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68が、これまた見事、素晴らしかった!!
これまで何度も聴いている(のだめでもお馴染み)ブラームスと言えばな大好きな曲だったこともあり、最初からググッと気持ちを掴まれてしまいました♡
女性指揮者アンナ・スウコフスカ-ミゴンさんの身体全体を使ったダイナミックな指揮、第4楽章の壮大なクライマックスでは、ワルシャワ・フィルの厚みある響きがホールを満たし、聴衆を圧倒!!
アンコールのハンガリー舞曲第6番は、軽快でリズミカル。
会場は熱気と拍手で包まれ、笑顔があふれるフィナーレになりました☆
久しぶりに綺麗な音に触れ、気持ちの佳い夜でした☆
*****A Little Side Note*****
静岡スイーツ☆
抹茶アフォガート、美味しかった。
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