
Cantal☆オーベルニュチーズ
<パリブログ:Paris Quotidien>
普段の夫の二人のディナーではチーズは1種類。
なので友人や家族が遊びに来てくれる時は、チーズもちょっとずつ色々を楽しめて楽しい\(^o^)/
どのタイプが好き?な話でも盛り上がる。
私自身はパリ暮らしスタート当初は白カビチーズが一番好きでしたが、徐々にテリトリー(?)を広げ、いつしかどのタイプも好きになってしまいました。
最後に好きになったタイプがハード&セミハード系。
ハードチーズといえば、毎回日本にお土産にするComté(コンテ)チーズ。
友人・家族ごとに熟成好みを伺い、若いもの、中熟、超熟と好みに合わせて好チョイス。
比較的皆さん超・超塾(3年、4年ものなど好きな人が多い)好き。
我が家はそうでもなく、ジャリっと感じるほどのアミノ酸たっぷりなものよりは、2年前後が好みです♡
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/laurent-dubois36.html)
行きつけ『Laurent Dubois』(ローラン・デュボワ)で買ったみたのは、オーヴェルニュ地方の『Cantal』(カンタル)。
夫「このカンタルで、久しぶりにショコラ・フロマージュのタルティーヌが食べたい!!」
K「あれってLaguiole(ライヨール)だけど」
夫「ちょっと食べてみてよ(試食)!このカンタルはめちゃ旨だからこれで食べたい!」
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/5-2.html )
カンタルは、フランス中南部オーヴェルニュ地方の代表的なハードタイプのチーズで、世界最古級のチーズのひとつとも言われています。
起源は2000年以上前、ガリア時代まで遡るほど古く、ローマ人の文献にもその存在が記録されているそう。
古代ローマファンとしては、浪漫?を感じるチーズ。
生産には最低でも33%がオーヴェルニュのサレール種牛の乳を使うという伝統。
熟成としては、1〜2か月熟成のCantal jeune(カンタル・ジュン)は、食感はややしっとり、風味はミルキーで優しい。
3〜7か月熟成の Cantal entre-deux(カンタル・アントルドゥ)は、コクが増し、ナッツのような香りと旨味。
8か月以上熟成のCantal vieux(カンタル・ヴィユー)は、生地が硬くなり、味は力強くシャープ。ワインや蒸留酒に負けない存在感☆
今回買ったカンタルの熟成タイプは約8ヶ月。
というわけで、カンタルとビターチョコレートのタルティーヌ作り。と言ってもパンに載せて焼くだけの簡単プチデジュネ。
あっという間にチョコレートが溶けて完成。
カンタルは思ったより塩味は薄く、とにかくミルキー感が抜群☆
この甘じょっぱ+苦味(←これが大人味)のタルティーヌが好いのです♡
******A Little Side Note*****
友人で人形作家のマダムSさんが趣味で(!)と作ってくれたトンボブローチ。
トンボは前にしか進まず、後退しないことから、不退転の決意や勝利を象徴すると考えられ「勝ち虫」とされる縁起物なんですって☆
ブローチを楽しめるお年頃になってきた!?
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