赤と青とエスキース☆
サクサク、パリパリで香ばしく美味し〜っ!
バターリッチで高級な「源氏パイ」のよう。
大きさは源氏パイの2〜3倍と1枚で食べ応えもあり!と、源氏パイ好きとしては感激しながらいただいたのは、タイから一時帰国したMちゃんからのお土産。
『The Baking Bureau』というバンコクで人気パティスリーのもので、こちらのお店ではフランス・ノルマンディー地方の生乳を使ってAOP認定を受けた醗酵バター「Isigny」(イズニー)を使用したケーキやクロワッサン、焼き菓子を販売しているそう。
プレーンとショコラのいずれも美味しく、ショコラは思ったより甘さは控えめでカカオ感がよく、とても上品☆
そんなハート型パイをいただきならの読み終えた1冊は、青山美智子さんの『赤と青とエスキース』(PHP研究所)。
5章から成る一話完結、そして読み終わると時代を超えて全てが繋がる、青山美智子さんの作品ならではのハートウォーミングな温かく、静かな感動が胸に広がる物語でした。
ネタバレならあらすじは割愛で、そのざっくりなストーリーは(PHP研究所公式サイトより)
メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが......(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い......(「東京タワーとアーツセンター」)。
一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。
以前から青山さんの作品が好きですが、特にこの時期、街にクリスマスツリーが登場する頃になると無性に読みたくなります。
小説「赤と青とエスキース」は、1枚の肖像画をめぐり、芸術と人間関係をテーマにした心温まる物語でした。
寒い時期なだけに心の奥から温もった(^^)
(↑小説とは無関係ですが、キャンドルが眩しく、温まる印象だったある日のパリのクリスマスツリー)
*****プチッとパリ*****
クリスマスツリーで振り返る10年@Galeries Lafayette Haussmann。
マカロンみたいだった。
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