
パリ11区☆Le Chardenoux(ル・シャルドゥヌー)
これまた新型コロナウイルスが感染拡大する前の某月某日@パリでのことです。
K「この前さ、Yさんとシリルのお店でランチしたんだけど場所柄もあってか思ったより高かったんだよね〜」
夫「料理は?」
K「うーん、味噌田楽とか」
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/6aux-pres.html)
夫「どのレストラン行ったんだっけ?」
K「6区。サンジェルマン」
夫「シリルのレストランって言ったら11区の方だろ〜」
K「え、、そうなの?!それ早く言ってよ…」
と言うわけで、よく晴れて気持ちよかったある日に6区のお店と食べ比べたく、夫と11区にあるCyril Lignac(シリル・リニャック)さんのレストラン“Le Chardenoux”(ル・シャルドゥヌー)へ。
この界隈に来るのが久しぶりだったこともあってちょっと新鮮な気分♬
明るく笑顔のスタッフさんに案内され奥のテーブルへ。
店内はただ古めかしい感じではなく、旧き佳きパリのビストロ!と言う感じ。
メニューを見ると6区の“Aux Prés”(オ・プレ)とは違い、各地方色も感じられるビストロメニューで、それがシリル風にアレンジされるとどんな料理になるのか?と、あれこれ食べて見たいものが色々。
こちらはカニとアボガドのガレット。
K「綺麗!ライムを添えての酸味アクセントといいグリーンカラーを合わせたセンスといい、これは映えるかも♡」
夫「しっかり絞ると酸味がキツくてカニとアボガドの味が損なわれますけど。ライムなくていい」
K「・・・」
(映えと味は比例関係とは言い難いのは周知のこと?!)
イカ&チョリソーにバスク地方名物のPiment d'Espelette(ピマン・デスペレット=バスクの唐辛子)を効かせたもの。
う〜っ、これは美味しい!と大のイカ好きなこともあり感激でした。
ワインはリストを見た瞬間、これ!と思った白ワイン。
それは我が家では冬になると飲みたくなるサヴォワ地方のスキーリゾート地でよく飲んでいた思い出ワイン、 Mondeuse(モンドゥーズ)。
モンドゥーズという土着品種で作られた比較的軽めなもので、私の中では岩清水とか雪解け水のようなイメージのワイン。
赤の方がメジャーですが、白もフルティーでミネラル感も豊富でイケます♡
メイン料理&サイドメニューが登場。
テーブルいっぱいにドーンと広がるビストロ感♬
私のチョイスは、またですか…と言われそうな帆立。
特に美味しいこの時期は、好きなのでその誘惑に抗えない。
帆立の上には言わずと知れた相性抜群の黒トリュフ、泡泡なクリームソースにはラム酒が効いてる♡
ソースの中には黒トリュフスパゲティ入り。
ユニークなのは、そのスパゲッティがズタズタにカットされてショートパスタ状態になっていたこと。
一方こちらは、エビとムール貝のグリルをサフランソースで。
特筆すべきはムール貝の大きさとプリプリ感。
ニュージーランドのグリーンマッスル級?!
選べるサイドオーダーメニューからそれぞれ人参のムースリーヌと蒸したブロッコリーをチョイス。
デセールはピーカンナッツのプラリネが香ばしかったミルフイユ。
もちろん倒してからカット。
最初はそのボリューム感に食べ切れないかも…と思ったけれど余裕でした。。
こちらは梨とヘーゼルナッツのパンペルデュ(フレンチトースト)。
冷たい濃厚バニラアイスに熱々のパンペルデュ、この温冷ミックスがたまらない♡
夫「どう?6区のお店と比べて」
K「お料理的にはこっちの方が好きかな…」
(お料理のボリュームもあり、お値段も相対的に安め)
夫「だろ〜」
K「今度Yさんと来ます!」
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